中国、高速鉄道の減速決定 安全性懸念で方針転換【北京共同】新華社電によると、中国の温家宝首相は10日、国務院(政府)常務会議を開き、今後建設する高速鉄道の営業運転の速度を引き下げることを決定した。中国中央テレビによると、新規の鉄道事業の承認手続きを暫定的に停止することも決まった。 中国はこれまで鉄道の高速化を強力に推進。中国版新幹線と呼ばれる「和諧号」は「営業運転する列車としては世界最速」と誇示してきたが、浙江省温州市の高速鉄道事故で安全性への懸念が強まったことから、方針転換したとみられる。 新規事業承認の暫定停止は安全対策が強化されるまでの措置とみられる。 【共同通信】
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