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【社会】

東電の関連会社OBを検査官に 保安院、福島第2原発で

2011年8月10日 20時14分

 経済産業省原子力安全・保安院は10日、東京電力の関連会社の元社員を4月に中途採用し、東電福島第2原発で保安検査官として検査業務に当たらせていることを明らかにした。東電によると、元社員は2004年4月から4年間、関連会社から東電に出向し、第2原発でタービンの保全業務などに従事していた。

 かつての勤務先を担当することで、検査の中立性が保たれるのか疑問の声が上がりそうだ。保安院の寺坂信昭院長は「(赴任前に)保安院職員としての心得を研修した。規制当局としての業務をしっかり務めている」としている。

 保安院によると、福島第2原発には保安検査官5人が常駐している。

(共同)
 

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