2011年6月13日 19時46分
内閣府と文部科学省は13日、東京電力福島第1原発事故に伴って福島県内で指定された警戒区域と計画的避難区域を対象に、詳細な放射線量のモニタリングを開始したと発表した。将来的な住民の帰宅に向けた対策づくりに役立てる。
この日始まった調査では、JR常磐線の浪江、富岡両駅周辺の2キロ四方の範囲にある400地点について、今月下旬までに順次、放射線量を計測。今月下旬~8月下旬には、警戒区域と計画的避難区域の11市町村で4000地点余りの放射線量を調べたうえで、今月中旬~10月末に放射線量が高い地域を中心に詳細調査を実施する予定。【木村健二】