はやぶさ:イトカワの微粒子持ち帰りでギネス認定

2011年6月13日 19時27分 更新:6月13日 20時23分

ギネス世界記録の認定証を手にする小惑星探査機「はやぶさ」の川口淳一郎プロジェクトマネジャー=JAXA提供
ギネス世界記録の認定証を手にする小惑星探査機「はやぶさ」の川口淳一郎プロジェクトマネジャー=JAXA提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13日、小惑星イトカワから表面の岩石の微粒子を採取し、昨年6月13日に地球に帰還した探査機「はやぶさ」がギネス世界記録に認定されたと発表した。帰還直後にJAXAが申請していた。

 JAXAによると、認定は5月23日付で、理由は「世界で初めて小惑星から物質を持ち帰った」。はやぶさは03年5月に打ち上げられ、通信途絶など致命的なトラブルを何度も克服して1年前に地球に帰還。豪州の砂漠に試料の入ったカプセルを落下させ、本体は大気圏に突入して燃え尽きた。カプセルからイトカワの岩石微粒子約1500個が見つかった。

 はやぶさのギネス認定を受け、川口淳一郎プロジェクトマネジャーは「はやぶさの成果が国民の皆様に広く認知いただけ、非常にうれしい。日本の若者や子どもたちが、自分たちも頑張れるんだと思えるような良い刺激になることを期待します」との談話を出した。【西川拓】

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