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関西電力:供給力を上方修正 火力発電所の一部復旧

 関西電力は9日、10日以降の供給力を2974万キロワットに上方修正した。故障していた電力買い取り先の火力発電所の一部が復旧したため。関電の9日の最大電力は2784万キロワット(確報値)、供給力に対する電力使用率94%はいずれも今年最大を記録し、需給が逼迫(ひっぱく)していた。10日以降の供給力の上方修正に伴い、予想最大電力3138万キロワットに対する余裕(予備率)は7.3%不足から5.2%不足に改善する。

 Jパワー(電源開発)の火力1基が復旧した。関電は10日の予想最大電力がさらに増えるとみて、これまで供給力に含めていなかった水力発電をフル活用して、供給力3010万キロワットを確保する。

 大阪管区気象台によると、9日の大阪市の最高気温は35.6度と、今夏最高だった。冷房需要が増え、9日午後3時45分に瞬間最大電力2801万キロワット(速報値)を記録、電力使用率は一時95%になった。昨年8月に最高気温が35度台だった日は10日間、最大電力は2500万~3089万キロワットで推移した。今夏は節電効果140万キロワットで、最大電力が抑制されている形だ。【横山三加子】

毎日新聞 2011年8月9日 21時55分

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