2011-05-13 15:09:55
限りなくブラックに近い会社
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最初にお知らせしておきます・・・ 先日新しい会社に就職したことをお伝えしましたが
退職しました・・・ あっという間の出来事でしたね
挑んだ仕事でしたが、仕事を進めるにつれ、疑問点がいくつかありましたので
皆さんにお話したいと思います。
私が取り組んだ仕事はテレフォンアポインターという仕事です。
その内容は、顧客名簿を見て電話をし、マニュアル通りに商品の説明をして
品物を売る、といった業務です。
私が携わった会社は海産物を扱っていました。 蟹やホタテ、お魚など北海道で採れた
美味しいものを提供します、といった感じですね。
しかし、私が気づいた疑問点は、この会社2010年10月に設立された会社なのに
マニュアルに書かれていた内容は全然違うんです。
マニュアルには、海鮮問屋の北味という名前で、創業10周年となっていました。
こんなことって普通に行われているビジネスなんでしょうか?
そして更にマニュアルには、「今までお世話になったお客様に、粗品なんですけど
北海道名産の日高昆布を無料でお送りさせてもらってるんです」
とありました・・・ が! これ無料でなんて進呈されないんですよね
そのままマニュアル2に行って、本題である海産物10点セットを宣伝して買ってもらう
のが真髄なんです。 値段は¥10500・・・ 高いんだか安いんだか、さっぱり
判らない金額設定。 要はその品を売って初めて日高昆布が、その10点の中に
入ってるということなんです。
無料で進呈なんていうのは、真っ赤なウソ
マニュアルを作ったものだと、その頭の悪さにため息が出てしまいました。
そしてお客様名簿、A4の用紙にザッと見積もって300件以上はある名簿から
一軒ずつ電話をしていくんですが、これが物の見事に老人ばかりの自宅名簿なんです。
9割はお年寄りでしたね
なぜこんなにお年寄りばかりの名簿なんだろう? 偶然にしては数が多すぎるではないか!
まるで自分が「オレオレ詐欺師」にでもなったような気分になり、やるせなくなってしまいました。
会社はとあるビルのワンフロアーを使っていて、喫煙室というのも設けてあったんですが
そこで、休憩のとき私よりも少し前に入社した若い男の子と話をさせてもらったとき
その男の子の彼女が以前、同じ海産物を扱った会社でテレアポの仕事をしていたそうなんです
が、詐欺容疑で摘発され会社は無くなったらしいんですけど、性懲りもなく名前を変えて
札幌市内でまた会社を再開しているという情報でした。
その彼は、もしや?と思い、オフィスで目を光らせている上司二人の特徴を彼女に
話したところ、ヒジョーに特徴が似ているとのことで、ブラック要素が満載になってきました。
ただ本当にこの会社が詐欺を行っているか否かは定かではありません。
しかし、事が明るみに出てからでは遅い話です。 そのままトンズラされて給料も貰えず
ってこともありますからね。
そしてマニュアル2では、電話したお客様から「お宅にお世話になった覚えはない」
または「どうやって電話番号を知ったのか?」 などの対処方法も書かれていました。
「私共の会社は、法人様相手の卸問屋なので、主にデパートや百貨店に卸しているから
そちらでの買い物か、プレゼントか何かではないかと思うんですよね」
「過去の伝票の、住所、氏名、電話番号が書かれている名簿からお電話差し上げてる
んですよ」
というマニュアルです。 どうでしょう皆さん・・・これってアリですか?
私の不信感は止まることが出来ず、そんな精神状況の中でひたすら電話をかけて
おばあちゃんやおじいちゃんに商品の説明をしてるのが、心の底から情けなく
悔しくて、何度も泣きそうになってはこらえていました。
そんなとき、決定的に辞めようと思う事態が起こったんです。
いつも通り電話をかけて商品説明をしようとした瞬間、電話口の主が別の男性に代わり
怒鳴られたんです。 怒鳴られたことで辞めようと思ったんじゃありません。
その話の内容なんです。
「お前はいったいどこから電話してきてるんだ! 貴様の名前と、会社の住所と
電話番号を教えろ! お前ら訳も判ってない老人相手に商売しやがって! うちの
父親は痴呆症で人の言ってることの判別がわからないんだよ! そんな弱い人間相手に
商売して楽しいか!? 少しはまともな商売しようって考えないのか! これ以上
家に電話してきやがったらお前の家にのりこんでやるからな!!」
こう言われたんです。 怒られるのけっこう、電話ガチャギリされるのもけっこう。
でも不信感を抱きながら業務に取り組んでいた私は、この一言で決まったんです。
怒っているのに、なぜかその人の声は怒りの他に悲しみのような叫びにも、そのときの
私には聞こえたんです。 私の気持ちと連動しているかのようでした。
そしてその日の仕事が終わったと同時に退職することを告げました。
私は自分に甘い人間なのかもしれません。 しかしこんな私でも良心の呵責というものが
あり、年寄り相手にブラックに近いものを売りつける仕事は絶対にできない・・・。
そう感じました。
皆さんの身内の方で、被災地以外でお住まいの人がいたら、くれぐれも気をつけるよう
忠告しておいて下さい。 私がいた会社以外でも、海産物を売る詐欺師が沢山いるので
うっかり買わないよう用心すようにと・・・。
そして皆さんもどうか用心するよう心がけて下さい。 他人事ではありませんから。