08/09 23:53 更新
玄海原発の運転再開にからむ“やらせメール”問題で、九州電力が設置した第三者委員会は9日夜、証拠隠しが行われていたと発表しました。第三者委員会の郷原委員長は会見で「露骨な証拠隠し的行為は、私は経験したことない。この事態は非常に深刻だと考えている」と述べました。第三者委員会によりますと、証拠隠しが行われていたのは原子力発電本部と佐賀支社の資料で、玄海原発へのプルサーマル発電導入時の理解活動に関するものです。一部は既に廃棄され、残りは廃棄寸前でした。社内や第三者委の資料請求に対し、原子力発電本部の副本部長が「個人に迷惑がかかるものを廃棄するように」と指示していたことが確認されたということです。証拠隠しは、先月末の国への報告の前にも行われていました。