ラグビーの山中、口ひげ育毛剤で2年資格停止

 神戸製鋼の山中亮平
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 神戸製鋼の山中亮平

 国際ラグビーボード(IRB)は10日、ドーピング防止規則疑いがあり、暫定的資格停止処分としていた山中亮平選手(神戸製鋼)に対して、今年の4月28日から2013年4月27日までの2年間の資格停止処分を決定した。

 山中選手は4月9日、宮崎市内で行われた日本代表合宿中にドーピング検査を受け、禁止物質である「メチルテストステロンまたはメタンドリオールの代謝物」が検出された。同28日に暫定的資格停止処分を下され、7月21日にIRBによる聴聞を受けた。

 山中選手は禁止成分を含んでいる外用育毛剤を口ひげ生育促進に使用したが、本製品に禁止成分が含まれているという認識はなく、競技力向上の目的で使用をしてはいないと主張。その結果、IRBは山中選手がドーピング目的で使用したものではないことは認めたが、所定の2年間の資格停止処分を軽減する理由はないという結論にいたった。

 山中選手は「私の不注意から、ラグビーファンの皆さま、関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。2年間資格停止という厳しい処分を受けましたが、これを真摯に受け止めてこの期間を耐え、元気にグラウンドへ戻ってきたい考えています」とコメントした。

(2011年8月10日)

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