9日のニューヨーク株式市場は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会の会合を受けて、株価が乱高下する展開となりましたが、取り引き終了にかけて買い注文が増えて、ダウ平均株価は400ドル以上値上がりしました。
9日のニューヨーク株式市場は、取り引き開始直後は幅広い銘柄に買い注文が出て、ダウ平均株価は値上がりして取り引きが始まりました。しかし、アメリカのFRBの会合後に出された声明で、景気の見通しが下方修正されたことに加えて、追加的な金融緩和の方向性が直ちに示されなかったという見方から売り注文が増えて、株価は一時200ドル以上下落しました。しかし、その後はFRBが今の超低金利政策を再来年の2013年半ばまで続ける姿勢を示したことを評価する見方が広がって、株価は値上がりに転じました。結局、ダウ平均株価の終値は、前日より429ドル92セント値上がりして1万1239ドル77セントとなりました。市場関係者は「FRBが今後の景気次第では、追加の緩和策を導入する用意があるとしていることも買い注文が広がる要因となった。ただ、市場の不安心理を完全に鎮めるには至っておらず、今後も不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。一方、ニューヨーク外国為替市場では、アメリカ経済の先行きへの懸念が強まって円に対してドルが売られ、円相場は、1ドル=76円台70銭まで値上がりしました。