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【社会】

愛知県議会、自民だけ海外視察続行 「財政難」他会派は不参加

2011年8月10日 02時21分

 愛知県の自民党県議団は9日、団総会を開き、10月30日から8日間の日程で、再生エネルギー事情などの視察目的で米国西海岸を訪問することを決めた。海外視察をめぐっては県議会の民主、減税日本一愛知、公明が既に財政難などを理由に今年の不参加を決めている。議会の過半数を占める自民が単独で実施する。

 岩村進次議長(自民、一宮市選出)によると、県議十数人の参加を想定。米カリフォルニア州のロサンゼルスやサンフランシスコなどを訪問する。太陽光や地熱などの再生エネルギーの発電施設や、次世代自動車の生産工場などを視察する。

 県議会が毎年行う海外視察は例年、2班に分かれて計二十数人が参加するが、今回は自民だけのため一班十数人に縮小。毎年、県職員2人が随行していたがやめる。日本と米国の往復便では、従来通りビジネスクラスを利用。米国内便はビジネスクラスからエコノミークラスに変更する。

 自民の参加者は11日までに確定させる。本年度予算には、議員28人の参加と県職員2人の随行を想定して4800万円を計上しているが、岩村議長は「費用は半分以下になる」と述べた。

 自民の鈴木孝昌県議団長(豊橋市選出)は「再生エネルギーも次世代自動車も県政の重要課題に関わる。学ぶべきテーマがあるのに行かない方がおかしい」と話した。

(中日新聞)

 

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