ナタネ油、放射性物質の検査すり抜ける 直売所など“盲点”
福島県は9日、放射性物質の検査を受けていない福島県矢吹町産のナタネで絞った油が、同町と白河市の直売所で誤って販売されていたと発表した。ナタネ出荷農家の存在を県も町も把握できなかったことが原因。少量生産の農産物や加工品を扱う直売所、ネット直販の“盲点”が明らかになった。県は味覚の秋に向け、対策を急ぐという。
福島県の水田畑作課によると、この農家は7月7日に約275キロのナタネを収穫。このうち、100キロの種子を町内の搾油施設で絞り、びん15本分(計10・8リットル)の油を製造した。農家は9本を2軒の直売所に出荷し、今月7日までに計6本が販売された。
今月8日、業務で直売所に訪れた県職員が見つけ、調査漏れが発覚した。県は直売所に油の販売停止を要請。緊急検査でナタネ、油ともに放射性物質は検出されず、要請を解除した。
福島県の緊急時モニタリング検査のうち、収穫時期が短い穀物は、出荷農家がある全市町村で1点以上(小麦は出荷単位ごと)検査するルールだ。収穫時期が比較的長い野菜や果実は、対象地域を選んで検査を複数回行っている。
ナタネに関しては、7月8日から今月6日まで21市町村で24点を調べたが、矢吹町については、出荷農家がないと判断して検査対象から外していた。
福島県は「矢吹町に照会した際に『出荷農家がリストにない』と回答を受けた。県も搾油施設などを調べたが不十分だった」(水田畑作課)としている。
ナタネや小麦は昨秋に種をまき、原発事故があった3月には地表まで伸びていたため、検査の徹底が求められていた。
県は「ナタネについて改めて調べたが検査漏れの市町村はなかった」(同)としている。だが、秋に向けて、ソバや小豆など農家が独自に少量販売する穀物が増えてくる。
福島県は再発防止に向けて、農家や市町村の担当者、直売所への注意喚起などを徹底したいとしている。
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