孫正義社長・批判に逆ギレ「一円も利益いらぬ」
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孫社長ツイッター上批判に「たいがいにせい」と激高「利益１円もいらない」ソフトバンク社長の孫正義氏と、グロービス経営大学院学長の堀義人氏が５日夜、孫氏が参入を目指す自然エネルギー事業や脱原発をめぐり、東京都内で公開討論を行った。
孫氏は堀氏にツイッター（短文投稿サイト）上で「政商」と批判されたことについて「たいがいにせい」と激高。「利益は１円もいらない」と宣言した。
堀氏は電気料金の高騰や産業の空洞化などを理由に、孫氏が掲げる「脱原発」を批判。これに対し、孫氏は「原発には安定、安価、安全という３つの神話があったが、今回の事故ですべて崩れた」と指摘。「電力の不足分だけ、安全性の高い原発から再稼働すべきだ」とし、「僕は脱原発ではなく、原発ミニマム論者だ」と述べた。
孫氏は堀氏に利益追求のために自然エネルギー事業に邁（まい）進（しん）する“政商”だと批判されたことについて「たいがいにせい、と言いたい」と激高。「事業で得られる利益や配当は少なくとも４０年間は１円もいらない」と語り、ボランティア的に自然エネルギー普及に取り組む姿勢を強調した。
ソース：http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110806/cpd1108061207005-n1.htm
＞「事業で得られる利益や配当は少なくとも４０年間は１円もいらない」と語り、ボランティア的に自然エネルギー普及に取り組む姿勢を強調した。
格好いいこと言い過ぎです。まともな商売人、企業経営者ならこんな発言は間違ってもしません。利益や株主配当が一円もないような会社に投資するような奇特な人はおりません。
このような少し冷静になって考えれば、誰でも分かることを平気で口に出来るということは、やはりこの人物は最初から詐欺師的な要素を持った人物であると考えます。
だいたい、この人が４０年後を本当に考えているのでしょうか？今後４０年間も生きているわけもなく、余りにも大言壮語というしかありません。先ずは４年後の青写真を示すべきです。何でも大風呂敷を広げればそれで良いというものではありません。
だいぶ「政商」発言に苛立っているように見えますが、菅直人首相とのこれまでの関係を見れば、そのような言葉は多くの日本国民にはすんなりと受け入れられました。本当の事を指摘されたので怒ったとしか思えない。
これらの記事を垣間見るだけで、孫正義社長の野望を読み取ることが出来ます。とても慈善事業を行うような人には見えません。ところでこの震災直後に口にした１００億円の寄付はどうなってしまわれたのか？
確か、素晴らしい会社経営者として大きく報道され、お陰でソフトバンクの株が高騰、それだけでも４・５百億円の儲けだなどと揶揄されましたが、その後１００億円が寄付された形跡は見当たりません。もう寄付先も決定したとの事でしたが、それが実行されていません。
その内の４０億円で財団を設立して、被災者の子ども達の携帯電話料金を援助するとしていたが、その後の進展状況も余り伝わっては来ません。
１００億円寄付に関しては言った以上、細切れにするのではなく、しっかりと約束を守ってぽんと実行すべきでしょう。
「特に、今すぐに支援を必要とされている方々へ義援金・支援金を早急にお届けできる寄付の方法を検討しております」（当初の言葉）
その方法とやらが中々見つからないようですが、本当は見つける気がないのではないか？
こちらの方もようやく動き出したようですが・・・
ソフトバンクが北海道で風力発電事業への参入を検討
全国で大規模太陽光発電所（メガソーラー）の建設を計画している通信大手のソフトバンク（東京）が道内で、 全国最大規模の風力発電事業への参入を検討していることが８日、分かった。風の状況など風力発電の 好条件がそろっている留萌管内苫前町を候補としており、同社の孫正義社長が近く同町の森利男町長と面会、 具体的な協議に入る見通しだ。
関係者によると、ソフトバンクの幹部が７月末、同町を訪問。町内に４２基の風力発電機がある先進地の 苫前町を最有力の候補地として検討していることを町側に伝えた。 全国最大規模の３０万キロワット以上の風力発電施設を想定しており、参入決定後、２〜３年で事業化を目指す方針という。
ソース
北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/310738.html
何だ、ブチ上げた大規模太陽光発電所じゃなくて、風力発電事業の方ですか。色々ブチ上げているので混乱してしまいます。メガソーラーは技術的にまだまだ克服すべき課題が多すぎます。そこでこちらに目をつけたのでしょう。
だいたい、孫社長がそのような事業に大胆に取り組むなどとは最初から思っていませんでした。実績のある風力発電はリスクが少ないと読んだのでしょう。これは賢明な選択だとは思います。
こちらを是非長いが読んで頂きたい。
記者「あ、見えた見えた。結構多いですね。横一列に並んでる。ビュンビュン回ってますね」
取材班の目に飛び込んできたのは、勢いよく回る『風車の群れ』だった。 .
北海道苫前町。人口わずか４０００人のこの小さな町が取材の目的地だ。
記者「吹雪などの被害で、住民を苦しめていた風を利用し風力発電に成功しました」
町が風車を建て始めたのが１１年前、以来、自治体の風力発電では異例の黒字運営を続けている。
【住民は・・・】
「風車は日常ですね。今は、苫前町のシンボル」
町営の風車が生み出す利益は年間５０００万円。町の成功を受け、民間も次々と風車を建設した。その数３９基にのぼる。
町の風車担当の職員は、成功の秘訣はやはり『風の強さ』だと話す。
記者「風がすごいですね？」
【苫前町企画振興課新エネルギー係 高田和彦係長】
「これぐらい風がないと儲からないですからね。３メートル以上あれば回るんですが、それくらいじゃ金にならない。１４、１５メートルあれば、儲かるんですけどね、これでも弱いくらいですよ」
一体どれぐらいの風が吹いているのか？
風速は予想以上のものだった。
【苫前町企画振興課新エネルギー係 高田和彦係長】
「風が８．１メートルとか８．３メートル、９．３になりましたけど、今１０メーター超えましたね。風、風速ですね。９メートルぐらい。出力が４６４キロワット」
記者「今も稼いでるわけですね」
高田「今、稼いでます！」 .
町は２年間に渡り、町内の風を徹底的に調査。調査には大学教授など『風の専門家』にも協力を求めた。『徹底調査』、それこそが黒字を生んだ理由だと言う。
【苫前町 森利男町長】
「成功の秘訣は、やはり事前調査を徹底してやることでしょうね。風を推計してね、風車の高さなんかも違いますので、その土地、土地に適した風車の建設というそういうものが絶対条件だと思います」
さらに町長は、甘い見通しで風力発電に乗り出す自治体に、こう苦言を呈す。
【苫前町 森利男町長】
「採算も取らないで何億ものをどんどん建てるちゅうことはね、特に自治体の場合、税金の投入ですから、間接的に。採算を取らないと・・・。まず風車を建てても、きちっと回す」
環境のシンボルとして建てられる風車。しかし、風車は回らなければ意味は無い。
http://webnews.asahi.co.jp/you/push/2009/u20091105.html
期待外れの「エコ発電」というレポートにある、唯一と言って良い程に成功した数少ない自治体がこの苫前町と言うわけです。さすが孫正義社長と言うべきでしょう。
＞環境のシンボルとして建てられる風車。しかし、風車は回らなければ意味は無い。
孫正義社長の震災ボランティアとして行われる事業。儲からなければ意味は無い。
そういう事なのでしょうね。
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