金の国際価格が8日のニューヨーク先物市場の時間外取引で1トロイオンス1700ドルを超えるなど高騰している。国内の大手地金商の小売価格も8日、税込みで1グラム4482円に上昇。消費税抜きでは4269円と約31年ぶり高値となった。世界経済の先行き不安が背景にあるが、上昇ペースが急なだけに高値警戒感を指摘する見方もある。
ニューヨーク市場ではファンドなど大口投資家の買越残高が24万7175枚(枚は最低取引単位、8月2日時点)。前週比約1万2千枚増え、昨年11月以来約9カ月ぶりの高水準まで膨らんでいる。
ここ1カ月ほどは欧州の債務問題や米国の債務上限引き上げ問題などの取引材料が相次ぎ浮上し、相場をけん引してきた。9日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるが、その後は大きな材料が見あたらない。「市場に材料出尽くし感が広がれば、高値を修正する局面に入る可能性がある」(ワールド・ゴールド・カウンシルの豊島逸夫日本代表)との見方が出ている。
日経平均(円) | 8,944.48 | -153.08 | 9日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 11,029.29 | +219.44 | 9日 12:07 |
英FTSE100 | 5,164.92 | +95.97 | 9日 16:35 |
ドル/円 | 77.16 - .18 | -0.14円高 | 10日 1:01 |
ユーロ/円 | 109.93 - .98 | +0.12円安 | 10日 1:01 |
長期金利(%) | 1.040 | +0.035 | 9日 16:36 |
NY原油(ドル) | 81.31 | -5.57 | 8日 終値 |
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