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釧路の死亡女性に年金10年 親族に120万円返還請求 年金機構が方針

(08/09 06:55、08/09 12:19 更新)

 【釧路】年金受給高齢者の所在不明問題について厚生労働省が5日発表した調査結果で、約10年前に死亡したのに今年6月まで年金が支払われていたのは釧路市内の女性で、釧路署が6月に自宅で遺体を発見、同居する娘(62)も遺体で見つかっていたことが8日、日本年金機構(東京)への取材で分かった。

 同機構は、女性の死後に支給された年金約240万円のうち、会計法上時効にならない5年分の約120万円の返還を、女性の親族に求める方針。

 釧路署と同機構によると、女性の遺体は6月2日、近所の住民から「女性宅に新聞がたまっている」との通報を受けた同署員が室内で発見。ミイラ化しており、2001年12月ごろに死亡したとみられる。外傷はなく、同署は事件性はないと判断した。また、一緒に遺体で見つかった娘は最近になって病死したとみられるという。

<北海道新聞8月9日朝刊掲載>

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