'11/8/9
虹村大橋、10月末開通予定
呉市の広大橋の南約350メートルの地点に市が建設していた橋が、ほぼ完成した。名称は虹村大橋と決まり、10月末の開通を予定する。整備中の東広島呉道路や今春開通した阿賀マリノ大橋との相乗効果も期待され、近くの工業団地などの交通アクセスが大幅に改善する。
虹村大橋は全長245メートル、幅10・5メートルで、片側1車線。黒瀬川をまたいで東側の広多賀谷1丁目と西側の阿賀南1丁目を結び、歩道も付く。東側の虹村工業団地と阿賀地区をつなぐ市道阿賀虹村線(約960メートル)の一部となる。
特にメリットが大きいのは虹村工業団地。出入りする車は、混雑する国道185号を使うケースが多かったが、今後は大橋を使うことでスムーズに通行できる。
阿賀地区側は東広島呉道路の阿賀インターチェンジ(IC)まで約350メートルと近い上、3月に開通したマリノ大橋を使えば音戸町方面からのアクセスも改善する。市産業部は「団地内の企業や出入り業者にとって効果が大きい」と期待する。
【写真説明】10月末の開通に向け、工事が大詰めを迎えた虹村大橋。手前が虹村工業団地側