枝野幸男官房長官は9日午前の記者会見で、調整運転中の北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)に関し、内閣府原子力安全委員会の判断を得た上で営業運転の再開を認める考えを示した。枝野氏は「経済産業省原子力安全・保安院のチェックにとどまらず、安全委にもしっかり関与してもらうことが重要だという基本的考え方に基づき、安全委に意見を求める。どういう意見を言うかは独立機関の安全委が決めることだ」と述べた。原発の営業運転が再開されれば東日本大震災後では初めてとなる。
これを受け、北海道電力は9日、泊原発3号機の最終検査を経産省原子力安全・保安院に申請した。【影山哲也、大場あい】
毎日新聞 2011年8月9日 13時57分(最終更新 8月9日 14時04分)