記事入力 : 2011/08/09 09:30:07
韓国全土で約36万世帯が停電=台風9号
【大田=禹正植(ウ・ジョンシク)記者/全州=金昌坤(キム・チャンゴン)記者】 8日、西海(黄海)に沿って北上した台風9号は、最大風速40メートルの強風と高波により、全羅南道、全羅北道、忠清南道の海岸や島に大きな被害をもたらした。全国で3人が死亡、2人が行方不明になり、約36万世帯で停電が発生した。
忠清南道泰安郡安眠邑中場里沖の海上では同日午前10時ごろ、17メートル四方の養殖いけす2面と、同じ場所にあった4トン管理船など小型船舶3隻が強風で10キロほど流された。船は午後3時ごろ、瑞山市浮石面看月島付近で座礁した。
全羅北道では午前7時半ごろ、群山市沃島面の仙遊島と壮子島を結ぶ壮子橋の横につながれていたクレーンバージ船(350トン)が風と波で流され、仙遊島側に最も近い橋脚に衝突した。この事故で、仙遊島と橋脚の間の橋50メートルが崩壊し、通行が遮断された。また、橋の上を通っていた2本の電線のうち1本が切れ、仙遊島1区と巫女島の約260世帯で停電が発生した。
全羅南道では7日午後9時ごろ、珍島郡鳥島面西巨次港沖で小型漁船に乗り帰港の途中だった72歳の男性が行方不明になった。同日午後5時40分ごろ、莞島郡古今面徳洞里の船着き場では、75歳の男性が1トン船舶を停泊しようとしたところ波にのまれ、1時間後に遺体で発見された。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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