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炎天下で行軍も 市民が体験入隊 陸自北恵庭駐屯地

(08/09 15:00)

うだるような暑さの中、厚手の迷彩服を着て行軍する参加者たち

うだるような暑さの中、厚手の迷彩服を着て行軍する参加者たち

 【恵庭】陸上自衛隊北恵庭駐屯地で6、7の両日、一般市民の体験入隊「青年サマーセッション」が行われ、札幌市内や当別町などから参加した30人が、山林での3時間の行軍など1泊2日のメニューをこなした。

 陸自北部方面総監部が自衛隊の活動を理解してもらおうと、毎年開いている。参加したのは20〜32歳の会社員や学生で、大半が女性。初日の行軍ではコンパスを持ち、歩幅で距離を測りながら、定められた地点に行く訓練を実施。炎天下、道のない場所を枝や茂みをかき分けながら、汗だくになって歩いた。

 東日本大震災の被災地で活動する自衛隊の姿を写真展で見て参加したという札幌の会社員久々湊(くぐみなと)祐輝さん(31)は、「行軍はきつかったが、自衛隊の活動の一端が自分なりに理解できた」と話した。

 夜はテントに宿泊。2日目は、腹ばいになって前へ進む「ほふく前進」体験などをした。

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