
暑中お見舞い申し上げます。 暑さ厳しい毎日が続くうえ、節電という現状の今夏です。 大地震の復旧には全力を挙げて取り組んでおりますが、特に石下西中学校、水海道庁舎の建て替えには時間を要しますので、市民の皆さまには大変ご不便をおかけしておりますが、ご理解いただきたいと思います。 いまだ収束しない東京電力福島第一原子力発電所の事故では、当市におきましても放射性物質の対応に大変苦慮しているところですが、子どもたちを放射線被害から守るための方策を実践すべく検討しております。なお、空間放射線量については、現在82箇所において毎週測定し、市のホームページ等で公表しております。 国からは明確な安全基準が示されていない状況の中、まず、市では空間線量が毎時0.19マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)を超える施設等について、その低減策の具体的な実施方法や優先順位について検討し、実施することにいたしました。 比較的高い測定値の巣立山公園や幼児施設等を試行的な措置として専門家の助言を求めながら、低減策を実施し、その実施結果を踏まえ、他の施設等について低減策を検討してまいります。 今回の低減策は、毎時0.19マイクロシーベルトを目安(判断基準)として実施しますが、この数値を超えているから実施するということではなく、高い数値を少しでも低くすることにより、ご父兄のみなさんの不安を少しでも取り除くことができればとの想いから実施する措置であることをご理解いただきたいと思います。 また、水海道小学校の側溝の土砂及びプール泥土から高い数値の放射性セシウムが検出されましたが、これらの土砂や泥土はドラム缶に収容し市の施設で保管することにいたしました。 なお、この件については、すでに保護者会を開催し、今回のプール清掃で健康に被害が及ぶことはないことをご説明しております。 原発事故による放射線汚染についての不安は尽きないですが、情報を把握しながら適切な対応をしていきたいと思います。市民の皆様におかれましては、冷静な対応をお願いいたします。 暑い日がまだまだ続きますので、くれぐれもご自愛ください。 平成23年8月1日 常総市長 長谷川 典子 |