2011年 08月 09日
「しっかりせんか フジテレビ!!~スーパーニュースの大失態~」 11/08/09 |
“同意”なのか“晒し”の意味か不明ですが、98回もリツイートされています。
それだけ関心が高いハプニングだったのでしょう。
いい年をしてお恥ずかしい話ですが、梅津アナが“失態”を演じてから、これはきっと
ネットで大騒ぎになるだろうと思い、“フジテレビ”をキーワードにしてときどきリアル
タイム検索をしていました。
案の定、今年だけでも何度目かの袋叩きに遭っていました。想定内ですが。ハハハ。
事実関係をざっと書いておきます。
昨日のスーパータイムの中で松田直樹選手の通夜会場から生リポートがありました。
担当は梅津弥英子アナでした。入社12年目のベテランです。
言いました。切り替えに微妙な時間がかかって、経験者はすでにいやな予感がしました。
やっぱり、という感じで、出てきたのは中村俊輔のビデオでした。
22秒のビデオのあと、画面は現場の梅津アナに戻りました。
このとき、彼女は記者(ディレクター)と会話をしていたのです。不明確だった相手の言葉を
確認しようと、身を乗り出すようにしている映像が放送に流れてしまいました。(約7秒)
カメラマンが何かサインを送ったのだと思います。彼女はあわててピンマイクをおさえ、
「入ってないの?ウソー」と言いました。
“入っていない”は元監督のインタビューを指していると考えるのが自然でしょう。
“ウソー”のあと、笑顔になったのは事実です。
ただし、ニタニタ笑いではなく、まして“大爆笑”ではありませんでした。
…はいはい、待って下さい。この場合、それはたいして関係ないことは分かっています。
ここは事実を時系列で書いているだけなので、もう少しご辛抱を。ハハハ。
ここで、顔出しになっていることにやっと気づき「あっ、大変失礼しました」と言って、
「えーと、取材に答えてくださった元に(っぽん)…」と、違うVTRが出たことについて
詫びようとしましたが、映像は切り替えられ、6秒ほど 絶句した梅津の「大変失礼…」と
スタジオの安藤優子キャスターの「元日本監督のですねえ…インタビューはまだ入って
きていません」が完全にかぶっていました。梅津の「ただいまご覧頂いているのは…」と
話し続ける中、そのままCMへ。
…たまたまリアルタイムで見てしまい、“暗澹たる”気持ちになりました。
まず、指摘しなければいけないのは、言いわけできない大失態だと言うことです。
プロ的に判断するなら、責任の大半は制作側のコミュニケーション・ミスにあるのですが、
“現象”として、アナの笑顔のインパクトが強すぎるため、非難のほぼすべてが彼女に
集中してしまいました。
すべて、あまりにも間が悪すぎました。しかし、叩かれても反論はできません。
彼女のキャリアなら、あの場はどんなときにも笑ってはいけないことは知っているはず…
いろいろ不運が重なりましたが、責めは負わなければなりません。
見えないところでどんなことが起きていたかを経験から想像すると…
現場の記者が若かった可能性があります。そのせいか、岡田前監督のVTRがスタンバイ
されているかどうかの確認ができていなかったようです。
梅津のコメントから、彼女には“準備OK”と伝えられていたと思われます。
彼女の様子から判断すると、現場で画面が見られる態勢ではなかったかもしれません。
いわゆる“ブラインド”状態だったため、フジテレビの放送がその時どうなっているか
分かっていなかったと思います。状況がつかめている安藤に、「手違いがあった」ことを
説明させるのが“正解”だったでしょう。スタジオのディレクターに普通の判断能力が
あれば、難しいことではありません。
スタジオにはスウィッチャー(SW)がいてディレクター(D)の指示で放送に乗せるカメラを
選択しますが、あの場合、梅津を撮っているカメラを選択してはいけなかったのです。
明らかに“備え”がなかったのですから。
咄嗟のときSWが独断でスウィッチングすることがありますが、昨日に関しては不明です。
結局 スタジオは、現場が予期せぬ“振り”をしてきたことに戸惑い 中村俊輔のビデオを
スタートさせた。収拾策がまとまらないうちに終わってしまい、やみくもに梅津を選択。
その後も混乱が続き、きちんとした謝罪をしないままCMに入った…
そんなところでしょう。
いることでしょう。アナウンス室も。
会社全体としても、この1年、あまりにも“不祥事”が重なりました。
世界フィギュアで、ロシア連盟のメッセージが放送されなかった。
フジテレビに限ったことではないだろうが、災害発生時の取材のあり方。
“韓日”表記の件。
何を意図したのか分からないが、昨日の軽部アナのアナウンス。
目撃していないが、“前田敦子Tシャツ”事件…
袋叩きも当然でしょう。
禍の芽は小さいうちに摘まなければいけないのに、ここまで大きくなってしまいました。
ごくごく“一般”の視聴者の信頼をとり戻すのは簡単なことではありません。
“お灸”にしてはデカすぎます。どうするんだ フジテレビ!
お断り
この手の記事を書くと決まって過去の“罪状”を示すURLを貼りつけたり
コメント欄で、長々と持論を展開する人がいます。
自説の展開は、どうぞ、自分のブログなり、ツイッターでやって下さい。
遠慮なく削除させてもらいます。
しばらく外出しますので承認制とさせてもらいます。悪しからず。
以前civiola という名で何回かコメントさせていただきました。
今回の件は本当にびっくり、というか松田ファンの私からするとショックでした…。
岩佐さんのブログを見て、なぜあんなことになってしまったのか、 事情が少しわかりましたが、やはり残念でなりません。再発防止対策は、具体的にはどのようになっているのでしょうか。
今回の件は本当にびっくり、というか松田ファンの私からするとショックでした…。
岩佐さんのブログを見て、なぜあんなことになってしまったのか、 事情が少しわかりましたが、やはり残念でなりません。再発防止対策は、具体的にはどのようになっているのでしょうか。
ねぎこサン,残念な気持ちは私も同じです。
再発防止対策…人間がやっている以上、ポロっと
やってしまう可能性を全部抑え込むのは難しいですが、
気持ちの持ちようで緊張感は維持できると思います。
フジテレビで…とは言いませんが、どこかで必ず
同じことが起きるでしょう。残念ですが。
再発防止対策…人間がやっている以上、ポロっと
やってしまう可能性を全部抑え込むのは難しいですが、
気持ちの持ちようで緊張感は維持できると思います。
フジテレビで…とは言いませんが、どこかで必ず
同じことが起きるでしょう。残念ですが。