ＹＡＭＡＴＯ組が堀口組撃破　タッグトーナメント開幕

　▽３日▽東京・後楽園ホール▽観衆１７００人

　真夏恒例のタッグトーナメントが、１２チームが参加して開幕した。望月成晃（４１）とＹＡＭＡＴＯ（２９）のシングル王者コンビが快勝し、順調に２回戦にコマを進めた。２回戦は６日の大阪大会、準決勝と決勝は７日の名古屋大会で行われる。

　ドラゲー最高峰のオープン・ザ・ドリームゲート王者の望月、米国興行での目玉になるオープン・ザ・フリーダムゲート王者のＹＡＭＡＴＯによる新コンビ。当初はライバル意識が強すぎて空中分解するのではと言われたが、無事１回戦を突破した。

　相手はドラゲー屈指の名タッグチームで、タッグ王座を保持していたこともある堀口元気（３２）＆斎藤了（３２）。望月組はコンビを組んで２試合目とあって、連係プレーはほとんどなし。だが、堀口のフィニッシュホールドである逆さ押さえ込みをＹＡＭＡＴＯが返し、逆に同じ技でフォールを奪って、なんとか面目を保った。

　ドラゲーは現在、正統派ユニットのＪＵＮＣＴＩＯＮ　ＴＨＲＥＥ（Ｊ３）とヒール集団Ｂｌｏｏｄ　Ｗａｒｒｉｏｒｓ（ＢＷ）による軍団抗争の真っ最中。望月組はＪ３のエースコンビ、堀口組もＢＷの主要メンバーとあって、この試合は対抗戦の意味合いもあった。その重要な一戦に勝ち、望月は「（ライバル意識が）いい相乗効果になった。取りこぼしの許されないトーナメントだから、勝ち方も選んでいられない」と満足顔。２回戦は再びＢＷの谷嵜なおき＆Ｋｚｙ組と対戦する。

　　（大西洋和）