闘いはいよいよ後半戦へ突入! 後藤の連勝がストップ! 中邑と鈴木が同率トップに躍り出る!
いよいよ後半戦へ突入した『G1 CLIMAX XXI』。毎年恒例の横浜大会で、第6戦が行われた。
メインイベントは真壁刀義と永田裕志の真っ向勝負。決して相容れない2人が織り成す緊張感あふれる攻防で、場内が大興奮に包まれる。そんな中、バックドロップを阻止した真壁が、ラリアット、デスバレーボム、キングコングニードロップと畳み掛けて勝利。
「ナガダンスもねぇ!エアギターもねぇ! これが現実なんだよ!」と高らかに吼えると、美女たちとキャデラックに乗り込み、夜の街へ消えた。
無傷の4連勝でトップを独走する後藤洋央紀は、強敵の鈴木みのると対戦。だが、張り手の乱れ打ちからスリーパーホールドに捕らえられ、ゴッチ式パイルドライバーで轟沈。初黒星を喫し、連勝をストップさせてしまった。
数々の奇行が話題となっているヒデオ・サイトーは、棚橋弘至と対戦。試合が開始されてもリング上で眠り続けるという展開でファンを驚かせると、今度は一転して反則三昧のラフファイトに転じる。しかし、最後は棚橋のハイフライフローで撃沈した。
4勝1敗=8点の中邑真輔は、メキシコCMLLのトップ選手であるラ・ソンブラと対決。隠し技であるトルニージョを久々に爆発させると、ソンブラの飛び技攻勢をしのいでボマイェで勝利。得点を10に伸ばし、鈴木と共に同率トップへ躍り出た。
また、1勝3敗=2点の内藤哲也は、ほかの選手たちが手を焼くランス・アーチャーを、前方回転エビ固めで丸め込んで2勝目をゲット。ようやく波に乗った様子をうかがわせた。