幸福な出産のススメ

町の開業助産婦が40余年の経験から自然出産の大切さを語ります。

逆子の人が自然に産まれました。感謝,感謝

2月11日の私のブログでは逆子の妊婦さんについて書かせて貰いました。
彼女は赤ちゃんが頭位になるように一生懸命色々な事をして頑張りました。しかしやはり頭位にならなかったので結局帝王切開の予定日を22日に延ばして呉れたようです。
それで結局その帝王切開の予定日まで待つ事しか無いのかと悶々としておりました。
そうして私は最後の救いの道として私の知り合いの産科医に逆子の妊婦さんの事を話したのです。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

彼はちょっと体調をくずしておられる様子でしたが、診察であればしても良いという承諾を頂けました。
そうして16日約束の日に妊婦さんとご主人そうして妊婦の実母の3人を乗せ、私はその産科医の医院に向けて出発しました。しかしその日妊婦さんは軽い陣痛が来ておりました。それでも是非その産科の先生に診察して貰いたいと思い、医院に向けて出発しました。高速で2時間くらいかかる所でした。しかし出来るだけサービスエリアの休息はトイレ休憩のみでスピード上げて突っ走りました。途中妊婦の状況を伺う電話を産科医から受けました。私は陣痛は5分置きで来ている事、結構陣痛が強い事など連絡をしました。すると彼は「そのような陣痛が来ているのであれば、近くの病院へ行く方が良いのでは、一回も健診をしていなので無責任な事は
できなから」と言うのです。しかし私達はもう高速道路に乗り半分まで来た所なのでこの近くの病院も知らないし、また戻る事が出来ないので是非そちらに向いたいと熱心にお願いしました。彼は「それではこちらに向いて来てくれ他に医師もいるので」との返事をもらい一安心してまた、高速道路をひた走りしました。そうして目的の医院のインターへあと数十キロの時点に来ました。そこに今度は今まで連絡を取っていた産科医とは違う、代診をしているという若い医師から連絡がありました。彼は「今あなたがこちらに来ても1回も診察していない人の逆子のお産は出来ない。そうしてやはり逆子は帝王切開の出来る病院に移った方が良いと思うのでこちらより、帝王切開の出来る病院を紹介するのでこれからそちらの病院に回って欲しい」というのです。私はその言葉を聞いた時、本当にお先真っ暗になりました。「えっえ、何?」これから伺おうとしている医院からはっきりと断られたのです。もちろん1回もそちらの医院で健診を受けておりません、しかしその1回が今日なのです。そうして陣痛が来てしまったのです。彼はあえて1回も受診していない人のお産を取り上げようとしないのでしょう。私は大変悲しくなりました。そうして私は彼に「先生は逆子の出産をした事が無いのですか?」と彼は「いやここで受診していた人であればした事があります」と答えたのです。私はそうですね、1回でも受診していた人であればお産もして頂けたかと思います。しかし今回はその受診の日に陣痛が来てしまったのです。ちょっと私として複雑な気持ちでした。しかし彼は帝王切開の出来る病院としてある病院を紹介してくれました。そうしてそこの大病院の産科医は私に妊婦の状況を聞いてきました。私は陣痛は3分くらいで、結構強いのでお産も進んでいると答えました。彼は「自分の病院にはいつでも来て良い。しかし自分の考えだと今までかかっていた病院へ戻った方が良いのでは。」と助言を下さいました。私は彼の誠実さに感謝した。そうして彼に「先生の所は逆子は自然分娩するのですか?」と聞きました。彼は「自分の所はレントゲンをとって異常無いときは逆子は自然出産します」と答えてくれました。私はこの先生の病院へ移っても良いかもしれないと感じました。そうして妊婦さんにお話しました。「実はこれから大病院の産科の先生が、いつ入院して良いと言っていますが、あなたはどうしたら良いですか?」彼女は「自分は自分が目指していた医院でなく、何にもしらない大病院で、もし手術をするのであれば、今までかかっていた病院に帰りたい」とはっきり言うのです。私は彼女の意見に同意しました。しかし今の陣痛の状況で果たしてこれから1時間以上持つだろうかと心配でした。しかしUターンする事に決断しました。そうして今までかかっていた病院に連絡をとり陣痛が来てしまったので、今からそちらの病院に伺うと電話をしました。そうしたら先生は二つ返事で了解してくれたのです。

私は高速道路の路線を変え、Uターンしました。そうして私はもし車の中で急に産まれるようであれば、その時は出産しようと覚悟をして車を運転し始めました。陣痛は結構強くなって来ているようです。彼女は陣痛中声を少し上げるようになっておりました。私はバックミラーで彼女の様子を見ながら励ましたり、呼吸法を教えたりしつつ、高速道路を約130kmの速度で突っ走りました。案の定私の後を覆面パトカーがぴったりと付いて来ております。私はすぐに路肩に寄り、助産婦である事を言い、今陣痛が来ている妊婦を病院へ搬送する所である。と言いましたら、免許証を見せて下さいと私の免許証を見せたら、「わかりました、それでは気をつけて」と私達を走行車線まで誘導してくれました。そうして小一時間かかったあと、やっと私達の目的のインターの表示が見えてきました。何だか帰りの道は非常に時間的に早いと感じました。彼女の陣痛は結構間隔は早いのですが、破水も血性おりものもありません。これであれば、病院まで持つかもと内心思っておりました。
やっと病院に着きました。妊婦さんは陣痛中少し努責が来ているようだ。私はもしかしてこのような強さだったら自然のお産になるかもと思いつつ他の助産婦にバトンタッチして病院を離れました。

私はホッとした。朝9時に知り合いの医師の医院を目指して高速道路をひた走りして断られ、今度はUターンして今まで受診していた病院に到着したのです。その緊張感は表現する事が出来ないほど緊張したのです。ですが、やっと私の肩の荷が下りました。本当に良く車の中で産まれなかったと胸をなで下ろしたのです。たった数時間でしたが紆余曲折し、もとのさやに収まった感じでした。この病院では帝王切開の準備がしてあったようでした。
私の今日のミッションは終わりました。
私は家で高速道路の運転の疲れを癒していると、午後1時50分頃、実は赤ちゃんが下から産まれたのです。とお母さんから連絡がありました。彼女の嬉しい声が聞こえてきました。どうしても帝王切開でお産をしたくないという信念が伝わったのでしょう。私は本当に感動し涙がでそうになりました。
本当におめでとう、3時間以上の高速道路での右往左往をお母さんはしっかりと見ていました。この先どうなるのか心配していたと思います。しかし本当に自分たちが思っているようになったのです。私はこの出来事は本当に忘れられません。そうしてこのようにしなくてはもしかして自然分娩にならなかったのかもと思うと感慨無量でした。

本当に大変な一日でした。しかしこれって全て素晴らしい経験になります。先生に受診を断られたのも良かったと思います。捨てる神もいれば拾う神もいるのだと言う実感を感じました。そうしてその結果妊婦さんが希望したように自然なお産が出来た事は素晴らしい事です。赤ちゃんは出産前の推定体重は2500gでしたが産まれてみると小さくて、2090gだそうです。
しかし赤ちゃんは満期産なので元気だそうです。まだ彼女と赤ちゃんにお会いしておりません。これから彼女の実家に伺いたく思っております。

これって「人事を尽くして天命」を待つではないでしょうか。

全ての人に感謝です。有り難く思いました。

考えてみましたら、40年前は殆ど病院では逆子は自然にお産をしておりました。
そうして昔の先輩産婆さんも自宅で逆子を取り上げておりました。それって、逆子は別に異常では無かったのです。私も若い頃病院で逆子のお産に何回もあっております。少しは逆子の出産もしておりました。しかし現在助産婦が逆子の出産をする事はなんだかガイドラインで禁止されており、熟練の助産婦も逆子を扱う事が出来なくなって来たのは事実です。
陣痛がきている逆子の妊婦さんを車にのせ、動くのは大変危険だと思います。しかし私の心の奥にはもし何かあったら自分でもお産ができるようにといつもお産セットは持参で走ります。そのような気持ちがなければ、このように逆子の陣痛か来ている人をつれて車で走る事は無いかも知れません。また、若い助産婦が私のような事は決して出来ないでしょうし、またやって欲しくありません。

どうしたら日本の女性の逆子のお産が帝王切開にさせない様にする事が出来るのでしょうか。余りにも安易に帝王切開が勧められている昨今、本当に女性として悲しくなります。

テーマ:初めての妊娠・出産・育児 - ジャンル:育児

*** COMMENT ***

安全なんでしょうか?

ここまで帝王切開を拒絶するのは何故なのでしょうか。

私は助産院で子どもを亡くしました。助産師の判断にも問題があるありましたが、このように、病院で産むのは避けたい、帝王切開はしたくないという意識を植え付けられた親の自己責任にもなりますし、されます。

一体誰が、帝王切開をしないようにと産む側に発信しているのかと興味深く拝読しました。
私は助産師会から「産む側も勉強を」と言われた張本人でもありますので、徹底して勉強している次第です。

私のブログで紹介させて頂きました。

40年前が理想なのですか?

>考えてみましたら、40年前は殆ど病院では逆子は自然にお産をしておりました。
40年前と現在の周産期死亡率の差については、いかがお考えでしょうか。

>若い助産婦が私のような事は決して出来ないでしょうし、
>またやって欲しくありません。
お上に禁止されたために、技術を継承させられなかった下手な助産師にはできない のですね。
決して、逆子は帝王切開のほうが安全だから、という理由では ないですよね。

私も、ブログで紹介させていただきます。

Re: Re: 安全なんでしょうか?

> > ここまで帝王切開を拒絶するのは何故なのでしょうか。
>
> 出産は元来自然のなりわいだと考えているからでしょう。
>
> 逆子でも帝王切開をしなくても出産できるのです。ですから彼女は出来るだけ自然に出産したいと考えたからです。それはその方の生き方なのです。つまり人生観だと思います。
>
> >
> > 私は助産院で子どもを亡くしました。助産師の判断にも問題があるありましたが、このように、病院で産むのは避けたい、帝王切開はしたくないという意識を植え付けられた親の自己責任にもなりますし、されます。
> >
>
> お子さんを助産院で亡くされたとの事それは本当にお気の毒様ですね。
>
>
> お産は自然とは言っても決して100%安全ではありません。時にはどうしても救えない命もある事もあるでしょう。助産院だから全て安全ではありません。
>
> 私共でお産をする時、出産の為に準備する事が大切だと妊娠期に、助産婦と一緒に山登りをしたり、ストレッチ、スクワット、ヨガと身体の準備をします。そうする事により、妊婦が出産心構えの準備をするのです。身体の準備が心の準備になります。
>
> 出産の為に一生懸命準備し、あとは神様にお任せ、そんな気持ちになるまで自分を高める所まで努力します。
>
> そうして助産婦の役割は応援団団長と言った感じでしょうか。
>
> そうすると妊婦さんはおのずと、もし何かあった時、全てを受け入れる心持ちが出来るのだと思います.
>
> あなたが助産院でお子さんを亡くした事が、その助産院が悪いと思っていらっしゃるのでしたら、それは残念です。
>
> 私ははっきり、助産院では何か異常の事があったら勿論病院に搬送します。しかし全ての命が救われない時もある事、それを覚悟し、頑張って下さいとはっきり言います。
>
> つまり自然淘汰と言う事もあることなのです。あなたにこのような事言うのは大変つらいですが、、、
>
> お産は母子ともに命懸けな事です。
>
> その事はあまり現在の妊婦さんは考えていない方が多いのでは無いでしょうか。
>
>
>
> そう言えば一人若い妊婦さんのご主人が来て、是非自宅出産をお願いしたいというのです。妊婦さんはまだ23歳くらいでした。ご主人が彼女より20歳くらい多い方でした。
>
> 私は彼にどうして自宅出産ですか?と聞きました.
> かれは宗教的な見地から是非自宅出産したい、そうしてもし何かあっても決して助産婦さんに責任を負わせませんとはっきり言いました。
>
> 私はそれでも若い妊婦さんなので、是非、毎週でも良いのでご主人と山を登って下さいと念を押しました。
>
> 結局彼女等は自宅ですばらしお産をしました。
>
> 私はこのご主人の信念に感動しました。
>
> 私はいつもお産を無事に済む事を心から祈っております。
> しかしそれがもし万が一何かが起こっても全てを受け入れるようにと妊婦さんとお話しております。
> その時は悲しくて悔しいかも知れません。
>
> あなたも助産院でお子さんを亡くされ,悲しい日々を送っておられると思います。しかしそれはまたあなたの辛い体験ですか、いつか必ず役立つ事になると信じたいです。
>
> 人生には全て無駄は無いと思うからです。
>
> そうして全てを感謝出来る気持ちになるとそこから何かが産まれるのだと思います。
>
> 大変老婆心で失礼いたしました。
> あなたの心の傷が癒される事をお祈りいたします。
>
> もう一度言いますが決して助産院が安心ではありません、しかし病院より良い時も多くあります。それは私の病院勤務の体験からです。

Re: 40年前が理想なのですか?

> >考えてみましたら、40年前は殆ど病院では逆子は自然にお産をしておりました。
> 40年前と現在の周産期死亡率の差については、いかがお考えでしょうか。


そうですね。私の経験のお話です。40年前はそんなに帝王切開を簡単にしていませんでした。
現在のように医療器械を使っておりませんでした。そうして医師は大学にもよりますが、できるだか
自然を追求しようとする姿勢がありました。
勿論周産期死亡率を私は考えて言っているのではありません。
ただ、医師も、助産婦も出来るだけ出産を自然にという思想があったと思います。
私はその当時病院勤務しておりましたので病院の事しか言えませんが、その当時の医師は骨盤位の出産が非常の上手でした。

しかしこの頃の医師は骨盤位というとすぐに帝王切開しか考えていないようで、また自然分娩の骨盤位の出産を見た事が無い医師が殆どではないでしょうか。

それは助産婦にも言えます。40年前の病院では殆どの骨盤位の出産は経膣分娩であったと思います。

私の近所の開業医も現在はご高齢痔お産を辞めておりますが、数年前まで骨盤位分娩をしておりました。
私の知人もその医師に骨盤位をお願いした事があります。
彼女は初産は骨盤位ですんなりと出産しました。そうして2回目の出産は私の所で頭位分娩をすを経膣分娩しました。

彼女に骨盤位と頭位分娩とどちらが楽だった?と聞いたら、彼女は骨盤位分娩と答えていました。

そうですね、骨盤位分娩は足、腰、胴体、そうして最後に頭と順々に大きくなるので、痛みをそんなに感じなかったのだと思いました。


> >若い助産婦が私のような事は決して出来ないでしょうし、
> >またやって欲しくありません。

> お上に禁止されたために、技術を継承させられなかった下手な助産師にはできない のですね。
> 決して、逆子は帝王切開のほうが安全だから、という理由では ないですよね。

上の文言の意味が理解できませんが。

ただ言いたいのは、若い助産婦と私との違いはどこかと言いますと,骨盤位分娩を多数見ているのと、いないん音の違いではないでしょうか。

つまりもし赤ちゃんの足やお尻がそこもで来ていれば、本当に殆どの骨盤位の分娩はぽろりと産まれている現実を多数経験しているかいないかの事を言っているのです。

と言っても残念ながら私の所では骨盤位分娩は経膣分娩でしてはおりません。

私は40年前が全ていよいとは言っておりません。ただ、現在の出産はあまりにも医療器械に頼り過ぎ,
医師も助産婦も自分の五感を大切にしていないような気がします。

ただそれだけです.

また余りにも帝王切開が行われ過ぎないかと思う所もあります。
帝王切開の予後で腸の癒着で困っている人も結構見受けました。
>
>

NO TITLE

確かに,現在の分娩は機器に頼りすぎている点もあります.ガイドランどおりではないから適応なし等ちょっと困るのも事実です.でも大方は,機器があればこそ安全となった分娩と考えられます.

助産師・保健師・看護師も客観的事実に立脚した医療提供をしていただかないと困ります.なんでも昔がよい,みたいなご発言は自由ですが...

1例経験したから,骨盤位が安全である,という議論は無茶ぶりです.ダイエット製品の評価に似ています.「これは個人の感想です.」とsubutitleを打つべき内容です.やはり統計学的にみて骨盤位のほうがリスクが高いことは事実であります.私からすれば,1000gの児でも骨盤位でぽろりとでた症例は,残念ながら経験しません.ましてや正期産では,やっぱり,蘇生する症例が多いですが....
.当然,必ず新生児科医立ち合いで万全を期しています.

確かに私の父の年代(産科医師40年)は骨盤位でも簡単である,などということがありますが,それは,分娩で失敗があっても許される時代の経験のようで,今は70になりますが,骨盤位を積極的に自然分娩するのはリスクが高く,万全の体制でするべきと,すぐに搬送しています.

また,絶対帝切,とは言っていません.つまり帝切の絶対適応とすべきなのか?そうではなく,「万全の体制」なのです.

乱文失礼しました.

NO TITLE


横やりを入れるようですが、書き込みさせて頂きます。
今回書き込みがあった「琴子の母」さんについて少しお知らせします。

時には敵対する相手に予告無く「魚拓」を取り記事とし、敵意あらわに相手を挑発し、時に自らのブログの常連コメンテーターと結託し相手を執拗においつめたり、(今回も予告無く魚拓を取られたのであれば、そこにせめて不快感を示した方が良いのではないでしょうか。)

また、助産師等何人かの実名及び職場などの個人情報を晒し、ブログ上で執拗な批判を展開しています。これはやられた本人及びその家族の事を考えれば極めて不適切で重大な過失を引き起こす可能性が高い事柄です。相手は芸能人でも著名人でも無いのです。

さらに決定的なのは、ブログ運営会社(当時FC2)からブログ内容について注意を受けた事を逆手に取り、「圧力がかかった」というねつ造をして同情を買い、わざわざブログを引っ越し、話題作りをしたことです。これは後日、実際にクレームを入れた人をなんとか見つけ出し、「琴子の母」のブログ内容と全く食い違っている事を確認しました。正確に言えば事実をねじ曲げたのが誰なのかはわかりませんが、いずれにしても悪質と考えるのが妥当と思われます。

「琴子の母」の運営するブログに批判的な意見を持つ人は多いですが、以上のように非常に攻撃的であり、IPを公表されるかもしれないとおびえる人が多く、直接反論する事が難しい状況です。(私自身、あちらのブログに書き込むことは絶対にありません。)

このように度重なる問題を起こしている、言葉は悪いですがクレーマー的な資質を持つ方々の発言であるという事を、この場を借りて指摘させて頂きます。

決して中傷のつもりはありませんが、恣意的な展開になるようであればある程度予備知識も必要であろうと思いコメントさせて頂きます。議論に上がっている具体的な事象に関係のない内容で申し訳ありませんでした。失礼致しました。

Re: NO TITLE

医療器械に頼ってしまうと、本当に器械ばかりを信じてしまう傾向は無いでしょうか。

考えて見れば昔の産婆は何の器械もなくお産をしておりました。

今では多くの医師は器械に診察させ、自分でお腹を触ったり,診察したりするのが少なくなった様に思います。

しかしこのような事はあなたが若い医師だからこんな事をいっても老産婆の戯言だとしか聞き入れないかも知れません。

私は産婆(助産婦)と医師との違いは何処かと言うと,産婆は防空壕でも電気がなく、暗いロウソクの元でもお産が出来る事だと思いますよ。

お臍を切るハサミだけあれば何の器械もつかいませんから。

つまりお産は多くの事は自然だと言う事です。しかし戦後お産が病院で行われる様になり,医師がイニシアティブを握るようになってから、日本のお産も米国がやっているように医師が器械を使うお産になって来たのです。

あなたはご存知かどうかわかりませんが。
あなたのお父様は70歳代と伺いましたので、私とそんなに年齢は変わりません。昔、どこでお産を勉強したか伺ってみて下さい.多くの老産科医は産婆から多くを学んだと言う方多いと思います。

つまり産婆はその当時本当にお産の数をこなし、自然分娩を沢山していたのです。ですから大学教授は産婆からお産を沢山学んだと言っていた方もいらっしゃいました。

しかし現在は違います。骨盤位も自然分娩だと言ったら、どんなにバッシングに合うでしょうか。

あなたが仰る様に勿論、骨盤位分娩を経膣分娩で行うには現代は残念ながら、無理のようです。ですから勿論私は助産婦としてお産はしません。

骨盤位になった時にはその妊婦さんに骨盤位を治す為に色々指導します。
例えば、腰湯、お灸(足の小指)、足を上げてイスの上にのせたり、それから赤ちゃんに話しかけたり、散歩、ストレッチをして身体を柔軟に等々です。

どうしても直らない場合は私の懇意の針灸師の所へ行って針をしてもらったりして治してもらっております。

それでも直らない方はその方が希望すれば知り合いで骨盤位分娩をやっている方に紹介したりします。
...
>
> 1例経験したから,骨盤位が安全である,という議論は無茶ぶりです.

私は骨盤位が安全であると一度も言っておりません。リスクはやはり頭位よろ多いのは100も承知しております。そのように判断される事は大変不愉快です。

ダイエット製品の評価に似ています.「これは個人の感想です.」とsubutitleを打つべき内容です.やはり統計学的にみて骨盤位のほうがリスクが高いことは事実であります.私からすれば,1000gの児でも骨盤位でぽろりとでた症例は,残念ながら経験しません.ましてや正期産では,やっぱり,蘇生する症例が多いですが....
> .当然,必ず新生児科医立ち合いで万全を期しています.


あなたはどのくらい骨盤位分娩を見ておりますか?そうですね。骨盤位分娩が本当に時には頭位分娩より簡単な時もあるのですよ。しかし骨盤位分娩は一番大変なのは一番大きい頭が出る時だと思います。足や、胴体は下がって来ても最後に子宮口が完全に開いていないで、頭を出そうとすると頭が引っかかってでない事があります。
ですから、胴体が半分くらいでても決して胴体は牽引しないようにまたタオルでその胴体を包んで待つ事が体節だと学びました。

勿論骨盤位分娩時は小児科医が同伴し直ぐに蘇生出来る体勢が良いですが,そこまで行かないで帝王切開になる率が多いでしょう。
>
> 確かに私の父の年代(産科医師40年)は骨盤位でも簡単である,などということがありますが,それは,分娩で失敗があっても許される時代の経験のようで,今は70になりますが,骨盤位を積極的に自然分娩するのはリスクが高く,万全の体制でするべきと,すぐに搬送しています.
>
そうですね。お父様がおっしゃるのは分かります。


> また,絶対帝切,とは言っていません.つまり帝切の絶対適応とすべきなのか?そうではなく,「万全の体制」なのです.
>

私も同感です。しかし骨盤位分娩が全て帝王切開になっているように思われるのですが,本当に難しい問題ですね。

また帝王切開が全て安全とも言えない点もありますしね。ここで議論しても中々難しいでしょう。

ただ言える事は助産婦のお産は正常の経過をとったものしか出来ない事です。

助産婦と医師との間ではお産に対する考えに隔たりがあるのかも知れません。しかしお産は生理的であると
言う事それは大切な事ではないでしょうか。

この議論はここで終わりにしたいと思います.

Re: NO TITLE

> 横やりを入れるようですが、書き込みさせて頂きます。
> 今回書き込みがあった「琴子の母」さんについて少しお知らせします。
>
> 時には敵対する相手に予告無く「魚拓」を取り記事とし、敵意あらわに相手を挑発し、時に自らのブログの常連コメンテーターと結託し相手を執拗においつめたり、(今回も予告無く魚拓を取られたのであれば、そこにせめて不快感を示した方が良いのではないでしょうか。)
>
> また、助産師等何人かの実名及び職場などの個人情報を晒し、ブログ上で執拗な批判を展開しています。これはやられた本人及びその家族の事を考えれば極めて不適切で重大な過失を引き起こす可能性が高い事柄です。相手は芸能人でも著名人でも無いのです。
>
> さらに決定的なのは、ブログ運営会社(当時FC2)からブログ内容について注意を受けた事を逆手に取り、「圧力がかかった」というねつ造をして同情を買い、わざわざブログを引っ越し、話題作りをしたことです。これは後日、実際にクレームを入れた人をなんとか見つけ出し、「琴子の母」のブログ内容と全く食い違っている事を確認しました。正確に言えば事実をねじ曲げたのが誰なのかはわかりませんが、いずれにしても悪質と考えるのが妥当と思われます。
>
> 「琴子の母」の運営するブログに批判的な意見を持つ人は多いですが、以上のように非常に攻撃的であり、IPを公表されるかもしれないとおびえる人が多く、直接反論する事が難しい状況です。(私自身、あちらのブログに書き込むことは絶対にありません。)
>
> このように度重なる問題を起こしている、言葉は悪いですがクレーマー的な資質を持つ方々の発言であるという事を、この場を借りて指摘させて頂きます。
>
> 決して中傷のつもりはありませんが、恣意的な展開になるようであればある程度予備知識も必要であろうと思いコメントさせて頂きます。議論に上がっている具体的な事象に関係のない内容で申し訳ありませんでした。失礼致しました。


ご助言ありがとうございました。

助産院や自宅出産に拒否している方なのかも知れません。
助産院でのお産が大変不幸なお産だったのでしょう。

心から癒されていないので、助産婦や自宅出産を攻撃しているのでしょうね。

大変残念です。

お産は時には本当に命を落とす事もあるのです。
勿論お子さんや母親までも、それが余りにも軽んじられている現代です。
もっと真剣に自分のお産を考えて行く事が大切だと思います。

悲しい出産は素敵な出産によって癒されるのですが,
私は長い間病院の出産をして来た者として、もっと女性には自然にお産が出来る
力があるのだとという事が分かって欲しいのですが。

こんな考えが理解出来るでしょうか。

このようなブログは良い点と悪い点があるのですね。
もしこれから色々な事があれば今後私も考えたく思います。
女性の為に少しでも役立つお産をと思っているのですが、
考えて見ましたら反対の人もいるのかも知れません.

考えさせられました。

ありがとうございます。

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町の助産婦

Author:町の助産婦
幸福な出産とは。
幸福な育児とは。
女性の心と体について
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