米軍がベトナム戦争(1960〜75年)で使用した猛毒のダイオキシンを含む「枯れ葉剤」が、沖縄県の嘉手納基地などの米軍施設内に持ち込まれ、一部は除草剤として敷地内で使用されていたとする取材結果を、フリージャーナリストのジョン・ミッチェル氏(36)が8日、県内のシンポジウムなどで明らかにした。今年1月以降、沖縄に駐留していた元海兵隊員ら約20人の退役軍人に取材し、証言を得たという。
土壌汚染によって周辺住民の健康被害を引き起こす可能性も指摘されている。
ミッチェル氏は英ウェールズ人で横浜市在住。沖縄の基地や社会問題について定期的に英字紙に寄稿している。