(第4段落の苦情数を訂正します。以下は訂正後の記事です)
プレゼントの当選者は・・・えっ?セシウムさん?
中部地方を地盤とする東海テレビの番組「ぴーかんテレビ」が4日放映した画像が物議をかもしている。
視聴者へのプレゼント発表で、当選者として「怪しいお米、セシウムさん」などと記された画像が23秒にもわたって放映されたのだ。プレゼントは岩手県産のひとめぼれ10キログラム。福島第1原子力発電所の事故の影響で、農産物や家畜へ放射性セシウムなどによる汚染が懸念されている地域だ。
直後から東海テレビへは怒りの電話が殺到、ネット上でも、動画共有サイト「ユーチューブ」などに、このビデオが大量に流れ、批判が荒れ狂った。東海テレビは多数の苦情を受けたという。岩手県も「米農家が長年大切に育てあげブランド化してきた努力を踏みにじり風評被害をもたらすとともに、なにより東日本大震災津波からの復興に全力をあげて取り組んでいる本県を誹謗中傷するもの」として東海テレビに抗議した。
暫定的な社内調査を受け、同社の浅野碩也社長が翌5日、事実関係を説明、岩手県などの震災の被災者、農家、そして視聴者に謝罪した。その上で、番組の運営やコンプライアンスを見直すため「ぴーかんテレビ」の休止を報告した。
この画像は、グラフィック作成担当の50代の男性スタッフが、実際に当選者の名前を記入するまでの仮の画像として作成したものだったという。放送までに、何度か現場が訂正を依頼したにもかかわらず、担当者が気づかずにそのまま放映され、しかも現場が放送画面を見ていなかったためすぐに止められず20秒以上も流れてしまったという。
お笑いではタイミングがすべてといわれるが、このミスのタイミングは最悪だった。放射能汚染された食料品が相次いで発見されるなか、この事件の前日に、農林水産省が東日本など14都県で今年収穫するコメの放射性セシウムの検査基準を発表したばかりだった。(検査対象地域は5日には17都県に拡大された)
でも英語原文版はまだ訂正されてませんね。
虚構新聞に釣られるとは情けない。もっとしっかりしてほしいものだ。
東海テレビへの問い合わせ件数は1万件レベル(朝日新聞の記事)http://www.asahi.com/national/update/0807/NGY201108070013.html で20万件というのは日本でとても有名な「虚構新聞」のネタです。http://kyoko-np.net/2011080501.html WSJともあろうものが、虚構新聞のネタにひっかかるとは。