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午前5時ごろの犯行か 背に複数刺し傷 広島・夫婦殺害

2011年8月8日

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 広島市中区のお好み焼き店2階の住宅で、会社役員の谷口忠男さん(64)と妻の英子さん(61)が殺害された事件で、2人の死亡推定時刻は遺体発見の約2時間前の7日午前5時〜5時半ごろとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。2人にはいずれも背後から刺されたような背中の傷が複数あり、致命傷とみられる深手も負っていたといい、広島県警が不審な人物の出入りなどがなかったか調べている。

 県警によると、谷口さん夫婦は6日午後9時まで、お好み焼き店を営む長男らと一緒に犯行現場となった店舗兼住宅にいた。近くの別の住宅に住む長男らが店を離れた後、夫婦は店舗2階の自宅で襲われたとみられる。

 捜査関係者によると、遺体の状況から2人が亡くなったのは翌7日午前5時〜5時半ごろで、犯行直後とみられるという。近くの住民が同じ頃に「ギャー」という叫び声を聞いたとの情報もある。同午前7時20分ごろに次男らが家を訪れた時には、2階の和室の布団の上に、それぞれ部屋着姿のまま血まみれで倒れていたという。

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