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台湾:旧日本軍要塞を歴史遺産に 弾薬庫や特攻基地など

 台湾の離島、澎湖諸島に約100年前に築かれた旧日本軍の要塞(ようさい)跡にほぼ完全な形で残る弾薬庫や特攻艇「震洋」の格納庫が、歴史遺産として保存されることになり、管理を担当する国防部(国防省)がこのほど、海外メディアでは初めて、共同通信に公開した。

 同諸島の西嶼の山腹に横穴を掘った洞窟式の弾薬庫は、気密性を高めるために精巧に造られ、コンクリートの内壁を覆う銅板が今も光り輝くほど保存状態が良い。澎湖県政府は昨年11月、県の遺跡に指定、震洋艇格納庫も今年3月に遺跡に指定し、今後は「国定遺跡」の認定を申請する予定。

 同県によると、澎湖には日本の台湾統治が始まって間もない1900年から砲台や弾薬庫が相次いで造られ、08年に要塞が完成した。(共同)

毎日新聞 2011年8月8日 19時41分(最終更新 8月8日 20時26分)

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