岩手のニュース
園児らに慰め 皇太子ご夫妻 大船渡を訪問
 | 仮設住宅の入居者と会話を交わす皇太子ご夫妻=5日午後4時5分ごろ、大船渡市(代表撮影) |
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皇太子ご夫妻は5日、東日本大震災の被災地お見舞いで岩手県大船渡市を訪れた。ご夫妻の被災地訪問は宮城、福島に続き3県目。 ご夫妻は被害の激しい地区で黙とう。沿道の市民に歩み寄り、言葉を交わされた。「じいちゃん、ばあちゃん死んだ」と話す園児に、皇太子さまは「残念だったね」と優しく声を掛けた。 72世帯、計192人が入居する近くの仮設住宅では、自宅が全壊した中学校事務員斎藤美百貴(みゆき)さん(48)一家をお見舞いした。 皇太子さまが「これからどう生活していきますか」と尋ねると、次男の雄仁君(13)=大船渡一中2年=は「救われた命を大事にしたい」と答えた。ご夫妻は、仮設住宅の集会所でも5家族と面会。車いすの浜田喜三郎さん(90)に、雅子さまは姿勢を低くしながら「お体を大切に」と励まされた。
2011年08月06日土曜日
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