ライフ「戦争の美化」独り歩き 横浜市の育鵬社教科書採択 一方的批判続く+(1/3ページ)(2011.8.7 21:52

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「戦争の美化」独り歩き 横浜市の育鵬社教科書採択 一方的批判続く

2011.8.7 21:52 (1/3ページ)
育鵬社の中学校歴史・公民教科書

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育鵬社の中学校歴史・公民教科書

 「戦争の美化」「憲法軽視」。一方的な批判に基づく教科書のイメージが独り歩きした-。横浜市教育委員会は4日に同市立中学で来春から使う歴史、公民両分野の教科書に育鵬社版を採択した。同市教委が2年前に公立学校では全国で初めて自虐史観を批判する自由社版を採択した経緯もあり、今回は育鵬社を名指しした不採択運動が過熱。採択後も市教委に抗議が殺到する異常な事態が続いている。(山田泰弘、寺田理恵)

「読み比べてない」

「メールやファクスが県内外から大量に届いて、とても数え切れない」。横浜市教委の事務局には4日の育鵬社教科書の採択直後から、抗議や賛意が続々と寄せられ職員が対応に追われた。同じ育鵬社教科書を採択した藤沢市教委や県教委にはほとんどなく、横浜市の過熱ぶりが際だった。

 背景には、同市教委が2年前に自由社教科書を市内18区のうち8区で採用した経緯がある。今回から全市共通で、4年間で10万人以上の生徒に影響する全国最大の採択区とあって、自由社とともに育鵬社に対しても、不採択を求める集会や街頭活動が繰り返された。

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