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経済成長とかいうと、経済学者とかが出てきて、小難しい話を無駄に延々と繰り広げますが、本当はとてもシンプルです。
天才アインシュタインが導いた光の法則も美しいまでにシンプル。真理は得てしてシンプルなのです。
さて、シンプルな国家と経済成長の関係とは何か。
まず、国家を一人の巨人として捉えます。
日本という一人の巨人。
国民は巨人の細胞です。
先日アップした平成17年国勢調査のファイルの表の下を見て下さい。直感的にわかりやすいよう、人口を面グラフにしてあります。左端が子供の人口、右端が老人の人口です。
体内に新生細胞が多く、老細胞が少ない状態、それは人間が子供の頃の身体の状態ですね。
1960年のグラフは、まさにその状態で、これは日本が高度成長期と呼ばれた時代です。
子供の頃って、ふつうに成長期ですよね。同じことです。
子育ては大変ですが、でも、子供はまともに育てれば成長するのです。
さて、左から3枚目のグラフが、40年後の2000年のものです。経済はすっかり停滞し、成長なんてしなくなっていました。
巨人は大人になったようです。
大人になったら成長が止まる。それは自然なことです。小難しい経済学の話など、しなくても結論は出ています。
細胞はまぁまぁ新陳代謝していますが、新生細胞が生まれにくくなってきました。
そして、経済は成長しなくなりましたが、この頃、日本は物質的には豊かな状態でした。
成熟した社会を築けたかはともかく、巨人は大人になったのです。
そして、一番右が、去年の国勢調査の速報からのグラフです。
人口曲線はついに逆ピラミッド。新生細胞が生まれにくくなり、老細胞がたまるようになりました。
巨人は老いたのです。誰がどう頑張っても、老人が成長することはありません。どうしても成長したいなら、細胞の新陳代謝を促進し、若返らせる流血の革命が必要になります。
白夜は、老人を大量虐殺して人口曲線を正常なピラミッドに戻せなどという過激なことを言いたいわけではありません。そうすることで、日本は息を吹き返し、新しく生まれ変わるでしょう。しかし、生まれ変わるというのは、必ずしも、今より良くなることを意味しません。
あくまで、生まれ変わるだけです。
老人になった時、人は、死んで生まれ変わりたいと思って命を絶つでしょうか? 豊かな老人ほど、手に入れた豊かさを手放したくないと思い、命にしがみつくものでしょう。
生まれ変わりは、ゼロからの再スタートです。今、持っている豊かさは、全て失われるのです。放射能に汚染された国土で、今さら、後進国として再スタートを切りたいでしょうか?
是非ともそうしたい、と言い切れる人は、老若男女を問わず、多くはないでしょう。
ですから、そういう過激な議論は脇において、巨人が良い余生を送るために何ができるかを考える方が、健康的かつ建設的であると思います。
願わくば、穏やかで平和な大往生を目指し、次の世代に新しい生命と、豊かな自然環境を残したいものです。
とりあえず、この巨人は褒められた巨人ではありませんでした。
若く元気なバブル時代から今日に至るまで、途方もない巨額の国債という借金を積み上げてきました。
「支払いは娘と孫で」
そればかり、言い続けて。『せがれ』と書こうかとも思いましたが、昨今は男女の年収の逆転が指摘されていますし、女性は昔から家事育児介護というお金にならない重労働を押し付けられてきていますので、あえて、娘と孫、と書かせて頂きました。要するに、この巨人の権力者層という頭の部分は、非常に残念なことに、守るべき女子供に、守るどころか借金と放射能を押しつけてきたのです。無能なくせに威張り散らしながら。
後日、また別の記事として書くつもりですが、日本の政財界は腐敗しています。それはとても根深い、構造的な問題なので、首相を入れ替えたくらいで解決したりはしません。首相を入れ替えたところで、彼らが何の問題も解決していないことを、彼らが問題を解決するまで、忘れないことです。
今の日本に山積みの問題の解決には、どう考えても、革命的な制度改革が必要です。
日本を一人の巨人と捉えるとたくさんのことが見えてきますが、たとえば、原発は巨人のガン細胞です。
放射能は文字通り子供を発ガンさせます。しかも、原発は既得権益にしがみつく一握りの金持ち、権力者たちの都合で、巨人の身体に深く食い込んでいます。ただでさえ生まれない子供の未来を暗黒に落とす悪魔の時限爆弾を、既得権者たちはようやく「段階的に停止」することに決めようかどうか議論している真っ最中です。『40年かけて停止なら、自分が生きてる間は、原発が生み出す金脈で自分だけは便利に豊かに暮らしていける』という醜い逃げ切りの打算が透けて見える、そう感じるのは私だけでしょうか。
天才アインシュタインが導いた光の法則も美しいまでにシンプル。真理は得てしてシンプルなのです。
さて、シンプルな国家と経済成長の関係とは何か。
まず、国家を一人の巨人として捉えます。
日本という一人の巨人。
国民は巨人の細胞です。
先日アップした平成17年国勢調査のファイルの表の下を見て下さい。直感的にわかりやすいよう、人口を面グラフにしてあります。左端が子供の人口、右端が老人の人口です。
体内に新生細胞が多く、老細胞が少ない状態、それは人間が子供の頃の身体の状態ですね。
1960年のグラフは、まさにその状態で、これは日本が高度成長期と呼ばれた時代です。
子供の頃って、ふつうに成長期ですよね。同じことです。
子育ては大変ですが、でも、子供はまともに育てれば成長するのです。
さて、左から3枚目のグラフが、40年後の2000年のものです。経済はすっかり停滞し、成長なんてしなくなっていました。
巨人は大人になったようです。
大人になったら成長が止まる。それは自然なことです。小難しい経済学の話など、しなくても結論は出ています。
細胞はまぁまぁ新陳代謝していますが、新生細胞が生まれにくくなってきました。
そして、経済は成長しなくなりましたが、この頃、日本は物質的には豊かな状態でした。
成熟した社会を築けたかはともかく、巨人は大人になったのです。
そして、一番右が、去年の国勢調査の速報からのグラフです。
人口曲線はついに逆ピラミッド。新生細胞が生まれにくくなり、老細胞がたまるようになりました。
巨人は老いたのです。誰がどう頑張っても、老人が成長することはありません。どうしても成長したいなら、細胞の新陳代謝を促進し、若返らせる流血の革命が必要になります。
白夜は、老人を大量虐殺して人口曲線を正常なピラミッドに戻せなどという過激なことを言いたいわけではありません。そうすることで、日本は息を吹き返し、新しく生まれ変わるでしょう。しかし、生まれ変わるというのは、必ずしも、今より良くなることを意味しません。
あくまで、生まれ変わるだけです。
老人になった時、人は、死んで生まれ変わりたいと思って命を絶つでしょうか? 豊かな老人ほど、手に入れた豊かさを手放したくないと思い、命にしがみつくものでしょう。
生まれ変わりは、ゼロからの再スタートです。今、持っている豊かさは、全て失われるのです。放射能に汚染された国土で、今さら、後進国として再スタートを切りたいでしょうか?
是非ともそうしたい、と言い切れる人は、老若男女を問わず、多くはないでしょう。
ですから、そういう過激な議論は脇において、巨人が良い余生を送るために何ができるかを考える方が、健康的かつ建設的であると思います。
願わくば、穏やかで平和な大往生を目指し、次の世代に新しい生命と、豊かな自然環境を残したいものです。
とりあえず、この巨人は褒められた巨人ではありませんでした。
若く元気なバブル時代から今日に至るまで、途方もない巨額の国債という借金を積み上げてきました。
「支払いは娘と孫で」
そればかり、言い続けて。『せがれ』と書こうかとも思いましたが、昨今は男女の年収の逆転が指摘されていますし、女性は昔から家事育児介護というお金にならない重労働を押し付けられてきていますので、あえて、娘と孫、と書かせて頂きました。要するに、この巨人の権力者層という頭の部分は、非常に残念なことに、守るべき女子供に、守るどころか借金と放射能を押しつけてきたのです。無能なくせに威張り散らしながら。
後日、また別の記事として書くつもりですが、日本の政財界は腐敗しています。それはとても根深い、構造的な問題なので、首相を入れ替えたくらいで解決したりはしません。首相を入れ替えたところで、彼らが何の問題も解決していないことを、彼らが問題を解決するまで、忘れないことです。
今の日本に山積みの問題の解決には、どう考えても、革命的な制度改革が必要です。
日本を一人の巨人と捉えるとたくさんのことが見えてきますが、たとえば、原発は巨人のガン細胞です。
放射能は文字通り子供を発ガンさせます。しかも、原発は既得権益にしがみつく一握りの金持ち、権力者たちの都合で、巨人の身体に深く食い込んでいます。ただでさえ生まれない子供の未来を暗黒に落とす悪魔の時限爆弾を、既得権者たちはようやく「段階的に停止」することに決めようかどうか議論している真っ最中です。『40年かけて停止なら、自分が生きてる間は、原発が生み出す金脈で自分だけは便利に豊かに暮らしていける』という醜い逃げ切りの打算が透けて見える、そう感じるのは私だけでしょうか。
昨日から今日にかけて、忍者ブログでアクセス障害があったようです。
とりあえず、投稿テスト。
とりあえず、投稿テスト。
ファイルの見方とかはまた後日。
元ファイルがわざとかと思うほど見づらいのを見やすくするだけでかなり時間かかったので。
でも、わかる人は、このファイルに統計されたデータの恐ろしさがわかると思います。
【資料】総務省「平成17年国勢調査」
ダウンロード(xls)
元ファイルがわざとかと思うほど見づらいのを見やすくするだけでかなり時間かかったので。
でも、わかる人は、このファイルに統計されたデータの恐ろしさがわかると思います。
【資料】総務省「平成17年国勢調査」
ダウンロード(xls)
本日のサポートセンターは『月始』です。
朝から電話が鳴りっぱなしです。デフォルトで残業です。
「IDが全滅です。どうしたらいいですか!」
…… 全滅? えーと、全滅ってどういう意味でしょう。
「画面の方はどのような表示になっていますでしょうか」
「パスワードが消えて、カーソルが勝手にIDの欄にいきます!」
どちらかと言うと、全滅しているのはパスワードという気がしますが、だからといって「パスワードが全滅です」と言われればわかったかと言えばあやしいので黙っておくことにします。
「エラーメッセージは何と表示されていらっしゃいますでしょうか」
「何も表示されません! パスワードわかんなくなって初期化してもらったら、カーソルが勝手にIDの欄にいきます!」
初期化してもらっても、やっぱり、パスワードを入れ間違えた、ということのようです。
「画面の左下に、濃い赤の背景のエラーメッセージ欄がございませんでしょうか」
「あった! パスワードが違いますって書いてあります! あと1回間違えたらロックだよ、どうしよう!?」
電話の向こうで、誰かと話し込んでいるご様子。きっと、こっちのパスワードじゃないかなとか、何か聞こえます。どうしようと言いつつ、白夜の答えなんて待ってないし、「どうしよう」は背後のお友達に言ったよねきっと。
「やった、パスワード直したら入れたー! ありがっとー!」
どういたしまして、おめでっとー!
朝から電話が鳴りっぱなしです。デフォルトで残業です。
「IDが全滅です。どうしたらいいですか!」
…… 全滅? えーと、全滅ってどういう意味でしょう。
「画面の方はどのような表示になっていますでしょうか」
「パスワードが消えて、カーソルが勝手にIDの欄にいきます!」
どちらかと言うと、全滅しているのはパスワードという気がしますが、だからといって「パスワードが全滅です」と言われればわかったかと言えばあやしいので黙っておくことにします。
「エラーメッセージは何と表示されていらっしゃいますでしょうか」
「何も表示されません! パスワードわかんなくなって初期化してもらったら、カーソルが勝手にIDの欄にいきます!」
初期化してもらっても、やっぱり、パスワードを入れ間違えた、ということのようです。
「画面の左下に、濃い赤の背景のエラーメッセージ欄がございませんでしょうか」
「あった! パスワードが違いますって書いてあります! あと1回間違えたらロックだよ、どうしよう!?」
電話の向こうで、誰かと話し込んでいるご様子。きっと、こっちのパスワードじゃないかなとか、何か聞こえます。どうしようと言いつつ、白夜の答えなんて待ってないし、「どうしよう」は背後のお友達に言ったよねきっと。
「やった、パスワード直したら入れたー! ありがっとー!」
どういたしまして、おめでっとー!
今日はお休みなので、頑張ってもう一本。ただのスタートダッシュですよ。
白夜がブログを立ち上げたきっかけは、衛星か何かで再放送していた『タッチ』です。
ブログの内容と全然関係ないと思われそうですが、白夜は最近のアニメはつまらなくて、大人になってアニメを卒業したものと思っていました。
ところが、この『タッチ』が面白い。
昔のアニメが面白いので、ふと、最近は小説もつまらないと思っていたけど、昔の小説はどうかと思って、『かざきり羽』で若い頃に読んだ物語を再読してみました。面白い。
新作の『ヴァン・ガーデン物語』もしっかり面白い。
沙澄さんはピーターパンでしょうか。
こう、若い人の純粋さをいくつになっても失わないような、相変わらず、そんな物語を書いていらっしゃいます。
そして、白夜は思ったのです。これは、「民に利器多くして、国家ますます昏(みだ)る」というやつだと。
今から2000年以上も昔に書かれたものです。意味は下記。
---
文明の利器は物質的な豊かさと時間的な余裕を生み出すが、人々の怠惰と狡知とともに精神の貧困を招くだろう。
むかしの素朴な生活のなかで培われた健康な活力と素朴な人間味とを、ふたたび取り戻す必要がある。
さかしらの知恵と欲望に責め立てられて、外に向って駆け出すところに、人間の不幸が生まれのだ。(老子57章)
---
『タッチ』の面白さは、現代を舞台にしては再現しようのないドラマにあります。
柏葉監督みたいな人が、現代の高校の部活の監督になれるでしょうか?
なれませんて。
今時の男の子がバイクのツーリングに女の子を誘いますか? 何十年前の不良ですか。
沙澄さんの物語も、魔法世界を舞台にしていて便利なようで、こと、賢者様シリーズの魔法には制約が多い。
何でもできて、死霊術も超一流のパーフェクトボーイみたいなガーディナ兄様も、今後、そのルーツが明らかになると、それがただの才能ではなく、「1%の才能と99%の悲惨」というのでしょうか。努力という言葉はガーディナ兄様に似合わないと思うので。ガーディナ兄様がガーディナ兄様であることに、読み応え抜群の説得力というか、愛おしさというかが生まれてくるのです。
さらに、ゼルシア様の物語がすごい。
皇位争奪に見せかけて、仲良し四兄弟が、一人の薄幸の美女を、世にも不幸な運命から救えるか救えないかのスリルのある物語に仕上がっています。
沙澄さんは本当に、現代のピーターパンなのでしょう、きっと。
あの人、文明の利器を放棄して生きていますから。
いつも、連絡取ろうとしても、たいてい、携帯も電話もつながらないわ、テレビは地デジ難民だわ、困った人です。
恋愛ものに携帯が登場し始めた頃から、恋愛ドラマがつまらなくなった気がします。携帯は恋愛の敵に違いありません。
大好きな彼に告白したい、でも、二人きりになるチャンスなんて…。
そんな、じれったい恋が成立しないじゃないですか。
大好きな兄上に告白したい、でも、兄上、どうしてあなたは兄上なんですか…。
爆笑。主人公のアホさ加減も、いたく可愛らしかったです。
周囲がそんな主人公を冷静に『アホだ』と思ってる雰囲気もすごく、白夜のツボでした。
ひとはみな、こいをすると、あほになるのです。
その事実の冷静にして好意的な描写の仕方が、いたく好みでした。
久しぶりに見た『タッチ』、久しぶりに読んだ『かざきり羽』の物語。
どちらも、面白かった。
だから、白夜は「民に利器多くして、国家ますます昏る」と言われたように、原発という利器が国家をますます不幸にするのだと、他のいろいろな利器が「人々の怠惰と狡知とともに精神の貧困を招く」のだと、この国の現状を見据えて、願わくは、祖国を立て直すための知恵と力を、皆で出し合って、皆でこの国を良い方向に変えていけたらと思っています。
白夜がブログを立ち上げたきっかけは、衛星か何かで再放送していた『タッチ』です。
ブログの内容と全然関係ないと思われそうですが、白夜は最近のアニメはつまらなくて、大人になってアニメを卒業したものと思っていました。
ところが、この『タッチ』が面白い。
昔のアニメが面白いので、ふと、最近は小説もつまらないと思っていたけど、昔の小説はどうかと思って、『かざきり羽』で若い頃に読んだ物語を再読してみました。面白い。
新作の『ヴァン・ガーデン物語』もしっかり面白い。
沙澄さんはピーターパンでしょうか。
こう、若い人の純粋さをいくつになっても失わないような、相変わらず、そんな物語を書いていらっしゃいます。
そして、白夜は思ったのです。これは、「民に利器多くして、国家ますます昏(みだ)る」というやつだと。
今から2000年以上も昔に書かれたものです。意味は下記。
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文明の利器は物質的な豊かさと時間的な余裕を生み出すが、人々の怠惰と狡知とともに精神の貧困を招くだろう。
むかしの素朴な生活のなかで培われた健康な活力と素朴な人間味とを、ふたたび取り戻す必要がある。
さかしらの知恵と欲望に責め立てられて、外に向って駆け出すところに、人間の不幸が生まれのだ。(老子57章)
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『タッチ』の面白さは、現代を舞台にしては再現しようのないドラマにあります。
柏葉監督みたいな人が、現代の高校の部活の監督になれるでしょうか?
なれませんて。
今時の男の子がバイクのツーリングに女の子を誘いますか? 何十年前の不良ですか。
沙澄さんの物語も、魔法世界を舞台にしていて便利なようで、こと、賢者様シリーズの魔法には制約が多い。
何でもできて、死霊術も超一流のパーフェクトボーイみたいなガーディナ兄様も、今後、そのルーツが明らかになると、それがただの才能ではなく、「1%の才能と99%の悲惨」というのでしょうか。努力という言葉はガーディナ兄様に似合わないと思うので。ガーディナ兄様がガーディナ兄様であることに、読み応え抜群の説得力というか、愛おしさというかが生まれてくるのです。
さらに、ゼルシア様の物語がすごい。
皇位争奪に見せかけて、仲良し四兄弟が、一人の薄幸の美女を、世にも不幸な運命から救えるか救えないかのスリルのある物語に仕上がっています。
沙澄さんは本当に、現代のピーターパンなのでしょう、きっと。
あの人、文明の利器を放棄して生きていますから。
いつも、連絡取ろうとしても、たいてい、携帯も電話もつながらないわ、テレビは地デジ難民だわ、困った人です。
恋愛ものに携帯が登場し始めた頃から、恋愛ドラマがつまらなくなった気がします。携帯は恋愛の敵に違いありません。
大好きな彼に告白したい、でも、二人きりになるチャンスなんて…。
そんな、じれったい恋が成立しないじゃないですか。
大好きな兄上に告白したい、でも、兄上、どうしてあなたは兄上なんですか…。
爆笑。主人公のアホさ加減も、いたく可愛らしかったです。
周囲がそんな主人公を冷静に『アホだ』と思ってる雰囲気もすごく、白夜のツボでした。
ひとはみな、こいをすると、あほになるのです。
その事実の冷静にして好意的な描写の仕方が、いたく好みでした。
久しぶりに見た『タッチ』、久しぶりに読んだ『かざきり羽』の物語。
どちらも、面白かった。
だから、白夜は「民に利器多くして、国家ますます昏る」と言われたように、原発という利器が国家をますます不幸にするのだと、他のいろいろな利器が「人々の怠惰と狡知とともに精神の貧困を招く」のだと、この国の現状を見据えて、願わくは、祖国を立て直すための知恵と力を、皆で出し合って、皆でこの国を良い方向に変えていけたらと思っています。