カブール(CNN) アフガニスタン中部ワルダク州で6日未明、国際治安支援部隊(ISAF)のヘリコプターが墜落し、米兵30人と民間人の通訳1人、アフガン兵7人が死亡した。アフガンで一度に出た米軍の死者としては2001年以降最悪。反政府武装勢力タリバーンは、ロケット砲で撃墜したとする犯行声明を出した。
墜落したのは大型輸送ヘリのCH47チヌーク。死亡した米兵の中には、海軍のエリート部隊「シールズ」のメンバー22人が含まれている。軍当局者によると、その大半は国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦を実行した部隊に属しているが、同一のメンバーではない。ヘリは、武装勢力との銃撃戦で動けなくなっていた部隊への援護作戦を行っていたという。
特殊部隊はワルダク州などの山間地でほぼ毎晩、武装勢力の掃討作戦を展開している。ISAFによると、同州の爆弾製造責任者を狙った作戦で5日夜に多数の武装勢力メンバーを拘束した。この作戦とヘリ墜落との関連は確認されていないという。
ISAFは現在、各地でアフガン側への治安権限移譲を進めている。米軍は今年末までに約1万人、14年末までに全兵力の撤退を完了する計画だ。しかし特殊部隊については撤退が話題に上らず、駐留を続けるとみられている。
米国のオバマ大統領とアフガニスタンのカルザイ大統領はそれぞれ声明で弔意を表した。現場では遺体の収容や身元確認作業が続いている。アフガン国防当局の報道官は、タリバーンの犯行と断定するのは時期尚早だと述べ、捜査を急ぐよう指示した。