欧米が内部で揺れているので6月末のサミットは国際的なことの具体的な進展はないはずだ。問題なのは日本の東京電力の事故だが、これがあと1つ2つ起こると日本は世界の最貧国に物も精神も落下する厳しいことになるだろう。「復興庁」とか「復興特定区域」などという生ぬるいことをいってられなくなる。すでに公明党は恩師戸田城聖の「原水爆禁止宣言」を摩り替えて誤魔化し「核兵器廃絶」を叫んだ。しかし池田の提言は「現実に核がなぜ必要であるのか」と保留することで、核の利用を認めてしまい禁止してないのである。
創価学会・公明党の諸君は耳をそばだてて次ぎの戸田城聖の叫びを聞かれたい。「それは、核あるいは原子爆弾の実験禁止運動が、今、世界に起こっているが、私はその奥に隠されているところの爪をもぎ取りたいと思う。それは、もし原水爆をいずこの国であろうと、それが勝っても負けても、それを使用したものは、ことごとく死刑にすべきであるといいうこおとを主張するものであります。なぜかならば、われわれ世界の民衆は、生存の権利をもっております。その権利をおびやかすものは、これ魔ものであり、サタンであり、怪物であります。」(「戸田城聖先生 講演集 下」昭和36年10月12日 初版 創価学会発行 347頁 )
これは戸田城聖が昭和32年9月13日、第五回体育大会、横浜三ツ沢競技場で、「諸君らに今後遺訓すべき第一のものを本日は発表いたします。」といって話した内容である。戸田は「核あるいは原子爆弾」といっているのである。池田大作のように「核兵器廃絶」とはいってないのである。戸田は核の使用を恐れていたということである。
それは何故か、広島・長崎だけではなくこの人間の生存を脅かす脅威が福島原発基地の核炉心溶解という事故につながっているからである。もしこの戸田城聖の遺訓を創価学会・公明党が理解しようとしないで、やれ「復興庁」だ、やれ「復興特定区域」だとやっていると、必ずまた第二の福島が起こるわけである。それは戸田城聖を師匠としてきた池田大作が誤魔化して戸田の遺訓を摩り替えてきたからである。仏法の因果は厳しくこれは免れ得ないし隠し続けることもできない。
by Tom
ここに福島原発事故の不幸があ…