世界のトップの仕事場
日本の総理大臣は家族と「公邸」に住み、仕事は同じ敷地内にある「官邸」で行っています。現在の「官邸」は、2002年3月に完成した地上5階、地下1階建ての建物で、仕事をする「執務室」、閣議をする「会議室」、記者会見を行うための「記者会見室」、外国からの訪問客をもてなす「レセプションルーム」などで構成されています。
建設工事の際、この建物に「山王パークタワー」や「キャピトル東急ホテル」といった高層ビルが隣接している事が問題となって、官邸が高層ビルに面している側から窓を取り除くなど設計を変更したり、高層ビルに対しては「官邸」に面した窓が開かないように改修を要請したりしたことが百科事典に載っています。
ところで、世界の国のトップは住んでる所と仕事場が一緒で、アメリカ合衆国の「ホワイトハウス」、イギリスの「ダウニング 10」、イタリアの「キージ宮」、フランスの「エリゼ宮」、ロシアの「クレムリン」、韓国の「青瓦台」のように、みんなニックネームがついた場所に住み、そこで公務を行っています。
しかし、日本の「官邸」には愛称は無く、正式には「内閣総理大臣官邸」と言い、外国に対するここの名称は、従来、「Prime Minister’s Office」でしたが、最近は「Kantei」とそのまま発信しているので、アメリカの公式サイトでも「Kantei」が一般的な言葉として通用するようになっているのだそうです。
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