中長期を見通したエネルギー政策が無ければ、国民生活の安定はない。ましてや原子力の平和利用の原子力発電と、敵に対する攻撃手段としての原爆を同列に論じることは問題のごまかしである。
脱原発は誰でも言える、3〜5年の中期、10年〜20年の長期にわたってどのようにエネルギーを確保して行くのか、目標と手段と財源、そして官民の役割分担など、国民とともに考えることだ。
脱原発を言うならまず菅総理の下で作った、原発の割合を現行の30%から50%にするエネルギー基本計画は間違っていた、南ベトナムに原発を自ら売り込んだのは失敗だったというべきなのでは。
菅総理の根本的欠陥は、目の前の人気取りに終始して情緒的発言を繰り返し、問題に直面することを避けることだ。責任放棄である。