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高校生1日医師体験:へき地医療の重要性知って--2病院 /鹿児島

 医師志望の高校生らに医療現場を知ってもらおうと、県民主医療機関連合会がこのほど、鹿児島生協(鹿児島市谷山中央)と国分生協(霧島市国分中央)の両病院で「高校生1日医師体験」を開いた。

 1日体験は、現実とのミスマッチ防止や、離島などへき地医療の重要性を知ってもらい、地元に根ざした医師を育成するのが目的。

 鹿児島生協病院では高1~3年生20人が白衣に着替え、担当医の説明を聞きながら、1日体験に協力してくれた入院患者への聴診や問診を体験。また医師の腹部をエコーで観察したりした。昼食は、病院の減塩食や低カロリー食を体験した。

 薩摩川内市平佐町、県立川内高3年、永山希さん(18)は「実際に医療現場を見ることで親近感が湧き、いっそうこの仕事を目指したくなりました」と話した。同院病理診断科の那須拓馬医師(42)は「自分がこの仕事に向いているかどうかの判断に、現場体験を役立ててほしい」と話した。

 現場体験は6日にも両病院で開かれる。問い合わせは県民医連(099・266・1531)。【垂水友里香】

毎日新聞 2011年8月6日 地方版

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