玄海原発の運転再開に絡むやらせメール問題で、九州電力側が作成した古川知事の発言メモに、「危惧されるリスクは菅総理の言動」という内容が書かれていることが分かりました。

 メモは、玄海原発の運転再開をめぐる説明番組の5日前、当時の副社長らと佐賀県の古川知事が会談した時の知事の発言内容をまとめたものです。九州電力や関係者によりますと、メモには「総理の言動でスケジュールが遅れることを心配している。菅総理が全国知事会で読む予定だった原発の運転再開に向けたメッセージを突然、読まなかった」という内容が書かれているということです。また、「自民党系の県議は運転再開の必要性を分かっている。さまざまなルートで議員に働きかけるよう支持者に依頼してほしい」という内容も含まれていました。ただ、第三者委員会は、知事の発言とメモの内容は食い違いがあるとしていて、事実関係を精査しています。

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