3日、中国で超高層ビルが次々に建設されているが、耐久性など安全面に深刻な問題を抱えているとシンガポールメディアが指摘した。写真は上海の高層ビル群。

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中国の超高層ビル群、潜在的な安全面の深刻な問題―シンガポールメディア
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2011年8月3日、高さ492メートルを誇る上海ワールドフィナンシャルセンター(上海ヒルズ)など、中国で次々に超高層ビルが建設され、3年以内に高さ150メートルを超えるビルが200棟建てられる予定となっているが、耐久性など安全面に深刻な問題を抱えていると、シンガポールの「チャンネル・ニュースアジア」が指摘した。重慶晨報が伝えた。

超高層ビルの多くはガラスカーテンウォールが使われている。コンクリート製のものと比べてより安く、便利だとされ、上海ではおよそ4000〜5000棟のビルで使用されているが、そのうち15年以上前に建設された900棟は安全面で深刻な問題を潜在的に抱えているという。

確認されているだけでも過去2カ月の間に、ガラスカーテンウォールの破損事故が少なくとも5件発生しており、そのうちの1件は46階のガラスが外れ、走行していた50台以上の自動車を破損させている。

専門家はガラスカーテンウォールの定期的な検査・補修の必要性を説いているが、それに掛かる経費も安くなく、高さ200メートルを超えるような超高層ビルでは莫大(ばくだい)な費用が必要となる。上海市政府も耐用年数を8年以上超えたガラスカーテンウォールについて毎年検査を行うように指導しているが強制力がないため、実際に検査を行うケースは少ないという。(翻訳・編集/岡田)
2011-08-05 20:51:18 配信


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