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[経済・IT]ニュース
東北電、豪雨で一部の水力発電が停止 東電が30万キロワット融通
2011.8.5 19:58
東京電力は5日、東北電力に30万キロワットの電力融通を実施していることを明らかにした。記録的な豪雨災害で、東北電力が新潟と福島に持つ計29カ所の水力発電所が全て停止し、原発1基分に相当する計約100万キロワットの供給力減少が起きたため。応援融通は11日まで断続的に継続する。
東北電が東電に融通を要請したのは4日午前。豪雨による流木で水力発電所の取水口がふさがったり、発電所自体が冠水するなどし、午後の電力需給が逼迫(ひっぱく)する恐れが出た。要請を受け、東電は4日午後1時に、北海道から契約融通を受けている30万キロワットを東北電に振り分けた。
東北電からの応援融通は5日午前にもあり、東電は日曜日で東北電力管内に余裕のある7日を除き、ひとまず11日まで融通を継続する。
東北電は水力発電全停止の事実を公表しておらず、東京電力の供給計画発表で明らかになった。東北電は、水力発電の復旧見通しについて「未定」としている。
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