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国際部隊ヘリ墜落 多数死傷か

8月6日 22時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンとの戦闘に参加していた国際部隊のヘリコプターが墜落し、大勢の死傷者が出ているものとみられます。

アフガニスタンの首都カブールの西隣にあるワルダク州で、5日夜、反政府武装勢力タリバンとの戦闘に参加していた国際部隊のヘリコプターが墜落しました。これについて、国際部隊側は「現在乗っていた兵士の救助活動などを行っているものの、死傷者の数や墜落の原因など詳しい状況については調査中だ」と述べるにとどまっています。一方、アフガニスタン政府は声明を発表し、ヘリコプターに乗っていたアメリカ兵31人とアフガニスタン兵7人の合わせて38人が死亡したとしています。また、AFP通信はワルダク州政府の報道官の話として、タリバンが発射したロケット弾によってヘリコプターが墜落したと伝えています。アフガニスタンでは先月、駐留する国際部隊からアフガニスタン側への治安権限の移譲が始まり、アメリカ軍の部隊も一部が撤退を始めています。しかし、タリバンは依然攻勢を強めながら国際部隊などへの攻撃やテロを繰り返していて、治安の悪化に歯止めがかからない状況となっています。