ベッドの下で爆発、寝ていた男性15m吹き飛ばされる=貴州
貴州省紫雲ミャオ族プイ族自治県洞口村の仮設小屋で3日午後11時ごろ、爆発が発生した。ベッドの下に爆発物が置かれていたとみられ、寝ていた21歳の男性1人が屋外に約15メートル吹き飛ばされた。男性は右足などを骨折した。貴州都市報が報じた。
同じ部屋にいて軽傷を負った張大剛さんによると、2009年に道路脇の土地を購入して、まず仮設小屋を建て、そこに住みながら息子の張進さんと住居を作っていた。寝ていたベッドの下で爆発が発生し、進さんはベッドごと吹き飛ばされた。
仮設小屋そのものも、屋根が吹き飛ぶなどで大破した。大剛さんは瓦礫(がれき)などに埋まったが自力で這(は)い出した。息子が見当たらないので捜したが、約20分後にうめき声が聞こえた。声を頼りに近づくと、仮設小屋から約15メートル離れた場所で気を失っていた。建築中の新居の周囲に巡らした足場にいったん引っかかり、落下したとみられるという。
同爆発で、約600メートル離れた民家にも、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。
爆発原因は不明だが、「何者かが爆薬を仕掛けたのではないか」という人もおり、警察は事故と事件の両面から捜査を進めている。(編集担当:如月隼人)
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