経済・IT“節電の夏”グッズ好調 ワコールなど業績を上方修正2011.8.6 22:59

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“節電の夏”グッズ好調 ワコールなど業績を上方修正

2011.8.6 22:59

 冷菓や制汗剤、ステテコなど、“節電の夏”を乗り切るための夏物商品が想定を上回る売れ行きを示し、関連企業は7月末に相次いで平成24年3月期業績予想(連結)の上方修正に踏み切った。

 ワコールホールディングスは、通期の最終利益予想を期初の40億円から52億円に引き上げた。23年4~6月期に男性用のおしゃれなステテコ「部屋テコ」の販売数量が前年比2・5倍の20万枚を記録。また、消臭機能付き肌着の販売数量も14%増えるなど、夏物商品の想定を上回る売れ行きが通期予想の上方修正につながった。

 男性用化粧品大手のマンダムも、通期の売上高を期初予想の585億円から605億円に、最終利益を30億円から34億円にそれぞれ引き上げた。4~6月期に顔の脂を取るフェイシャルペーパーの売上高が前年比1・4倍となったほか、制汗剤など夏物商品が好調だったことが大きな要因だ。

 同社広報IR室は「節電に加え、昨年並みの猛暑を警戒して小売店からの注文が例年よりかなり前倒しになったため」と説明する。

 夏物商品の好調ぶりは菓子メーカーにも及んだ。江崎グリコは、通期の売上高を期初予想の2960億円から2990億円に、最終利益を23億円から38億円にそれぞれ引き上げた。7月に冷菓の売上高が2~3%伸びたのが大きかった。とくに、「アイスの実」は、テレビCMに人気アイドルグループ、AKB48を起用。CG合成の仮想メンバーも登場するなど話題を集めた。

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