性に関する世界のネット検索10億件を分析! / 「男は、やせた女より太った女の画像を3倍多く検索」など

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  今や現代人の主要な情報源となったインターネット。これを違う視点から考えてみると、インターネットを見れば、現代人がどんな情報を欲しがっているのかが分かるということ。

  また図書館や本屋と違って、利用する人の匿名性が極めて高いことを考えると、ネットは他人の目を気にせず情報を得られる場所、つまり人の心の奥底にある興味・欲望をより鮮明に映し出す場所なのである。

  そして今回、人間にとって欠かせない欲求である「性欲」に関する様々な実態がネットを通して見えてきた。今回の調査は、性に関する世界のネット検索10億件を分析したもので、その莫大なデータ量から、今までで最も正確な性欲に関する分析として多くの専門家から支持を受けている。

  今回の調査結果は、オギ・オーガス氏(上の写真の人物)とサイ・ガダム氏の共著『ABillionWickedThoughts(10億のいやらしい考え)』に記されており、現在世界の注目を集めている。また今回の本の出版には、性的興味において異常なんてないということを証明したいと願う2人の著者の思いが込められている。

  それでは、10億件のネット検索から見えてきた現代人の性欲とはどういうものなのか見ていこう。

・男性は、やせた女性の画像より太った女性の画像の方を3倍多く検索している。
・男性は年配の女性から性転換者というように、広範囲の性的画像に興味を持っている。
・女性は、2人の男性の恋に関する本や映像作品を楽しんでいる。しかし、楽しんでいる内容は性行為ではなく、ストーリーの中の彼らの感情。
・ゲイ男性と通常男性が好きな体のパーツは同じ。
【1位】胸 【2位】お尻 【3位】足
・女性より男性の方が、集団セックスに憧れを抱いている。
・最も検索されている性的興味TOP10  ()内の数字は全体の検索数から見た割合
【1位】若者(13.5%)【2位】ゲイ(4.7%)【3位】熟女(4.3%)【4位】胸(4%)
【5位】浮気する妻(3.4%)【6位】女性器(2.8%)【7位】男性器(2.4%)
【8位】著者によって除外 【9位】お尻(0.9%)【10位】チアリーダー(0.1%)
・男性は、アマチュアポルノの方を好む。
・SMは、女性とゲイ男性に人気がある。
・ゲイ男性は、男女間の普通のアダルト動画も観る。
・かなりの数の男性が、40代から60代の女性の性的画像を検索している。
・画像などを掲載した視覚的アダルトサイトの訪問者の75パーセント以上が男性。また、そういった画像や動画にお金を払うのは男性だけ。
・官能小説など性的な話を掲載したサイトの訪問者の75パーセントが女性。また女性は、そのストーリーについて他の女性と話し合いたいと思っている。
・男性の性的興味は年をとっても変わらないが、女性は年齢を重ねていくにつれて、場合によっては季節ごとに性的興味が変わっていく。

  今回の調査結果を受けて、オーガス氏は「セックスセラピストは今までどういった性的興味が普通なのか、珍しいのか知りませんでした。しかし私たちは現在、そのことについて今までで一番よく知っているでしょう」と述べた。

  また医師たちも今回の調査結果は、自分の性的興味は異常だと悩んでいる人たちが、実はそれはごく一般的なものだと知るいいきっかけになるだろうと話している。

  10億件のネット検索という膨大なデータで、現代人の性欲を明らかにしたインターネット。今後ネットを使って、人間の様々な心理が暴かれていくのかもしれない。
(文=田代大一朗

  参照元:DailyMail−1(英文),DailyMail−2(英文)(情報提供:ロケットニュース24)

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