日曜に予定していたコスタリカ、中止になってしまった。
日曜日に働いてくれるはずだった人が急病になり、
トレードがキャンセルになってしまったからである。
突如キャンセルなど、普通なら激怒する場面なのだが
病気じゃしょうがない。
その人はパートタイマーの5時間と私の分8時間の合計13時間
ピックアップしてくれるはずだった。
パートタイマーはいまポーカー選手権に出場していて
インディアナ州に行っている。優勝すると一万ドルぐらいもらえる大会で
優勝候補とされているようだ。
で、決勝戦は日曜日。
仕方ないので「どうせ働くなら」ということで私がその人の分も含めて
13時間働くことにした。だからコスタリカには行けなくなった。
ただ娘のことは心配なのでコスタリカから入ってくる某都市まで迎えに行き、
そこから行動を共にすることにした。サンホセからその都市までは比較的空席があるが、
そこからダラスフォートワースまでが残席わずか。
だからその都市でスタックすることが考えられる。
私が一緒ならそこから、どこかの都市を経由してダラスフォートワースに行くなり、
それが無理ならその都市の空港そばのホテルに一泊するなり、
もしそれも無理ならニューヨークあたりまで遊びを兼ねて連れて行き
翌日ダラスフォートワースに連れていくなり、色々できる。
スタンバイで旅をするには、臨機応変に対応しなければならないし、
それなりのテクニックがいるのである。
月曜朝にその都市まで行く便は、ほぼ満席なので、
リスクを避けるため、日曜夜に仕事が終わったらすぐに最終便に乗って
その都市まで行き、ホテルに泊まって、月曜日に迎えに行くという予定にした。
さて、それはそうと長州力のDV問題が大きな話題になっているようだが…。
実を言うと長州さんが新婚旅行でニューヨークに来た時、
奥さんを撮らない形で撮影させてもらい週刊ゴングに載せた。
その頃の長州さんは「マスコミなんか東スポ以外必要ない」という姿勢だった。
試合の取材や試合後のコメントなどはOKだったが、プライベートの
俗に言う「連れ出し写真」は基本的に東スポ以外NGだった。
そんな中、それ以前にメキシコで会ったことはあったものの、
あまり面識がないというか、あまり長州さんのこれといった取材をした経験のない
私は必死だった。
なにせ長州さん「ベースボールなんかどうでもいいけど、ケイジさんだけは別」と
ハッキリ口にしたのである。
ケイジさんというのはニューヨーク在住で週刊プロレスのケイジ中山さん。
中山さんは元々明治大学のレスリング部の出身で
アマレスでは全米学生選手権でも優勝した人。
長州さんよりちょっと年上で、
専修大学レスリング部出身の長州さんからしたら
学校は違えど「アマレスの先輩」ということだ。
ここでわからないのは、長州さんはタイガー服部さんのことを「マサオ」と呼び捨てにして、
明治大学のレスリング部で服部さんの一年後輩の中山さんは「ケイジさん」と呼んで
敬語で話していたこと。
そんな状況下、私はライバル誌の週刊ゴングで仕事をしていて、
週プロの中山さんと勝負しなければいけなかった。
まさに強すぎる逆風といえた。
長州さん、ニューヨークという特別な背景から「雑誌に載ってもいいかな」
と思っていたのだろう。取り敢えず写真を撮っても怒らなかった。
でも少し撮り始めるとすぐに「もういいだろう」と言っていた。
そんな中で私はひとつの作戦を思いついた。
まずは「長州さん、そのカメラ貸してください。奥さんと一緒の写真、私が撮りますよ」
というと「じゃあ頼むよ」と言ってくれた。
なんだかんだ言っても新婚旅行だったから、長州さんは機嫌がよかった。
私は徹底的に体育会の後輩のように接した。
長州さんは典型的な体育会人間と思ったからである。
その作戦は大成功。
奥さんとのシーンを長州さんのカメラで撮る。
そして次の瞬間に「すいません、ここいい背景なんで長州さん一人でもお願いします」
と言っては自分のカメラでゴング用の写真を撮影する。
この連続である。
いつのまにかちょこちょこ話もするようになり、食事にまで連れて行ってくれた。
週刊ゴングに大きく載った長州力の自由の女神前での写真やマンハッタンでの
写真にはそういった撮影背景があったのである。
驚いていたのは同行していた東スポの吉武記者。
私自身、吉武記者とはかなり仲良くさせてもらっていたのだが、
その時「驚いたね、普段はウチ(東スポ)以外はダメなのに」
と言っていた。
話は少しずれるが、その時、新婚の長州夫妻が泊まったのは
ニューヨークの名門中の名門ホテルであるウォルドーフ・アストリア。
その影響を少なからず受けてしまった私は、それから何年も
ウォルドーフ・アストリアをニューヨークの常宿にしていた。
ま、いまはスターウッド系にこだわっているからウエスティン・タイムズスクエアが多いけど。
さて、今回の週刊文春の記事、私はアメリカにいるので見ることが出来ずにいるが、
ようは奥さんが長州力のDVを告発した記事なんでしょ?
新婚旅行の時、そんな形で同行させていただいた私としては大変ショックな話である。
一番仲がいい時、それだけを見たわけだから…。
私の見解としては「男はどんなことがあっても女に手を出してはいけない」ということ。
ましてやスポーツマンであり戦う男なのだからなおさらである。
背景は分からないが、結果論として「男として最低のことを、それも何度も、何年も
してしまった」ということ。
どう詫びたところで奥さんがすぐに許すことはなさそうだが、
長州さんが男でい続けたいのであれば
自慢の長髪を坊主にした上で、
すぐに謝罪会見を開いてカメラの前で土下座して
奥さんに詫びるべきである。
日曜日に働いてくれるはずだった人が急病になり、
トレードがキャンセルになってしまったからである。
突如キャンセルなど、普通なら激怒する場面なのだが
病気じゃしょうがない。
その人はパートタイマーの5時間と私の分8時間の合計13時間
ピックアップしてくれるはずだった。
パートタイマーはいまポーカー選手権に出場していて
インディアナ州に行っている。優勝すると一万ドルぐらいもらえる大会で
優勝候補とされているようだ。
で、決勝戦は日曜日。
仕方ないので「どうせ働くなら」ということで私がその人の分も含めて
13時間働くことにした。だからコスタリカには行けなくなった。
ただ娘のことは心配なのでコスタリカから入ってくる某都市まで迎えに行き、
そこから行動を共にすることにした。サンホセからその都市までは比較的空席があるが、
そこからダラスフォートワースまでが残席わずか。
だからその都市でスタックすることが考えられる。
私が一緒ならそこから、どこかの都市を経由してダラスフォートワースに行くなり、
それが無理ならその都市の空港そばのホテルに一泊するなり、
もしそれも無理ならニューヨークあたりまで遊びを兼ねて連れて行き
翌日ダラスフォートワースに連れていくなり、色々できる。
スタンバイで旅をするには、臨機応変に対応しなければならないし、
それなりのテクニックがいるのである。
月曜朝にその都市まで行く便は、ほぼ満席なので、
リスクを避けるため、日曜夜に仕事が終わったらすぐに最終便に乗って
その都市まで行き、ホテルに泊まって、月曜日に迎えに行くという予定にした。
さて、それはそうと長州力のDV問題が大きな話題になっているようだが…。
実を言うと長州さんが新婚旅行でニューヨークに来た時、
奥さんを撮らない形で撮影させてもらい週刊ゴングに載せた。
その頃の長州さんは「マスコミなんか東スポ以外必要ない」という姿勢だった。
試合の取材や試合後のコメントなどはOKだったが、プライベートの
俗に言う「連れ出し写真」は基本的に東スポ以外NGだった。
そんな中、それ以前にメキシコで会ったことはあったものの、
あまり面識がないというか、あまり長州さんのこれといった取材をした経験のない
私は必死だった。
なにせ長州さん「ベースボールなんかどうでもいいけど、ケイジさんだけは別」と
ハッキリ口にしたのである。
ケイジさんというのはニューヨーク在住で週刊プロレスのケイジ中山さん。
中山さんは元々明治大学のレスリング部の出身で
アマレスでは全米学生選手権でも優勝した人。
長州さんよりちょっと年上で、
専修大学レスリング部出身の長州さんからしたら
学校は違えど「アマレスの先輩」ということだ。
ここでわからないのは、長州さんはタイガー服部さんのことを「マサオ」と呼び捨てにして、
明治大学のレスリング部で服部さんの一年後輩の中山さんは「ケイジさん」と呼んで
敬語で話していたこと。
そんな状況下、私はライバル誌の週刊ゴングで仕事をしていて、
週プロの中山さんと勝負しなければいけなかった。
まさに強すぎる逆風といえた。
長州さん、ニューヨークという特別な背景から「雑誌に載ってもいいかな」
と思っていたのだろう。取り敢えず写真を撮っても怒らなかった。
でも少し撮り始めるとすぐに「もういいだろう」と言っていた。
そんな中で私はひとつの作戦を思いついた。
まずは「長州さん、そのカメラ貸してください。奥さんと一緒の写真、私が撮りますよ」
というと「じゃあ頼むよ」と言ってくれた。
なんだかんだ言っても新婚旅行だったから、長州さんは機嫌がよかった。
私は徹底的に体育会の後輩のように接した。
長州さんは典型的な体育会人間と思ったからである。
その作戦は大成功。
奥さんとのシーンを長州さんのカメラで撮る。
そして次の瞬間に「すいません、ここいい背景なんで長州さん一人でもお願いします」
と言っては自分のカメラでゴング用の写真を撮影する。
この連続である。
いつのまにかちょこちょこ話もするようになり、食事にまで連れて行ってくれた。
週刊ゴングに大きく載った長州力の自由の女神前での写真やマンハッタンでの
写真にはそういった撮影背景があったのである。
驚いていたのは同行していた東スポの吉武記者。
私自身、吉武記者とはかなり仲良くさせてもらっていたのだが、
その時「驚いたね、普段はウチ(東スポ)以外はダメなのに」
と言っていた。
話は少しずれるが、その時、新婚の長州夫妻が泊まったのは
ニューヨークの名門中の名門ホテルであるウォルドーフ・アストリア。
その影響を少なからず受けてしまった私は、それから何年も
ウォルドーフ・アストリアをニューヨークの常宿にしていた。
ま、いまはスターウッド系にこだわっているからウエスティン・タイムズスクエアが多いけど。
さて、今回の週刊文春の記事、私はアメリカにいるので見ることが出来ずにいるが、
ようは奥さんが長州力のDVを告発した記事なんでしょ?
新婚旅行の時、そんな形で同行させていただいた私としては大変ショックな話である。
一番仲がいい時、それだけを見たわけだから…。
私の見解としては「男はどんなことがあっても女に手を出してはいけない」ということ。
ましてやスポーツマンであり戦う男なのだからなおさらである。
背景は分からないが、結果論として「男として最低のことを、それも何度も、何年も
してしまった」ということ。
どう詫びたところで奥さんがすぐに許すことはなさそうだが、
長州さんが男でい続けたいのであれば
自慢の長髪を坊主にした上で、
すぐに謝罪会見を開いてカメラの前で土下座して
奥さんに詫びるべきである。