太陽光発電・太陽電池 ニュース
新潟県と昭和シェル石油は、共同で取り組む新潟雪国型メガソーラー(大規模太陽光発電所)が、年間発電量目標値の100万kWhを40日あまり早く達成したと発表した。
本事業において、降雪や冬季に曇りが多い新潟でも、高い発電性能が確認されたとレポートしている。
また、本施設では、雪対策のため地上1mの高さから太陽電池を設置し、太陽電池設置角度を20度と30度の2種類を備え、雪国での最適傾斜角の検証を行っている。 地上1mの高さについては、当該地域では降雪時の滑落した雪の高さから見ても十分で、太陽電池設置の角度については、降雪時は雪の滑落の観点から30度のほうがいいが、平時では大きな差はなかった。
本施設の発電量は計画比120%で順調に推移しており、降雪時においても雪の滑落性能が高く十分な発電実績を得たと報告している。
本メガソーラー事業は、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会の「地域新エネルギー等導入促進事業」の助成を受けて実施しているもの。日本初の商業発電施設として、旧製油所跡地に一般住宅約300軒分に相当する出力1,000kWのメガソーラーを建設し、2010年8月31日に運営を開始した。 発電した電力は、東北電力を通じて近隣地域へ供給されている。
本施設では、昭和シェルの100%子会社のソーラーフロンティア製CIS太陽電池を採用。CIS太陽電池は、高い発電効率と、実際の使用条件下での高い発電量(kWh)が期待できるという特長を有する。
新エネルギー財団の資料によると、全国47自治体の太陽光発電の年間平均発生電力量(kW当たり)は990.02kWh/年。新潟県では863.46kWh/年で、全国平均に比べて約13%低い実績となっているが、新潟雪国メガソーラーでは、これまでの実績から全国平均を上回る結果が予測されている。
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