米国債、最上位から初の格下げ S&P、世界株安懸念も風雲急を告げる米議事堂。米議会は債務上限法を可決し国債のデフォルトを回避したが、格付け機関は財政赤字削減が不十分と判断した。 【ニューヨーク共同】米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、米国債の長期信用格付けを最高水準の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に1段階引き下げたと発表した。米国債が最高位から転落するのは初めて。格下げは基軸通貨ドルの信認低下につながり、各国市場における株安の連鎖などマーケットの混乱に拍車をかけ、世界経済の大きな圧迫要因になる恐れがある。円高が加速する可能性もでてきた。 先に成立した米連邦債務の上限引き上げ法に盛り込まれた財政赤字削減が不十分と判断した。 【共同通信】
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