各社別先週末のドル円予想レンジ |
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MorningStar | 5日8時37分 | 78.50-80.00 | 予想レンジ:1ドル=78円50銭−80円00銭
5日の東京外国為替市場では、急激なリスク資産売りの流れが継続するかが焦点となる。4日は欧米の景気先行き懸念が一段と強まり、NYダウが前日終値に比べて500ドル超下落するなど米国株式が急反落した。米2年債利回りは一時0.25%まで低下して過去最低水準を付けたほか、NY原油先物価格は終値が1バレル=86.63ドルと前日比で5.30ドル安と急落。典型的な「リスク回避相場」となり、為替市場では高金利通貨売りが加速した。
5日の東京時間にアジア株式が全面安になり、投資家がリスク資産を圧縮する動きがさらに進めば、円がいっそう買われやすいだろう。4日の東京時間には政府・日銀が為替介入に踏み切ってドル・円が急騰したが、介入によるドル・円の下支え効果は早くもはく落しつつある。ドル・円は4日のロンドン時間に80円台を回復したが、NY時間には78円台後半まで下落。クロス円にいたっては、NZドル・円がNY時間に66円を割り込んで4日の介入直前の水準(66円50銭近辺)を大きく下回るなど、再び円高基調が鮮明となっている。
特にユーロ・円については一段安となるリスクを警戒したい。4日にトリシェECB(欧州中銀)総裁がECB理事会後の会見で、欧州経済の先行きについて「不透明感が非常に強い」と述べるなど慎重な見方を示したことがユーロ売りにつながっただけに、引き続き下押し圧力がかかる可能性がある。イタリアなど欧州の信用不安が再燃していることもあり、ユーロは買われにくいとみる。
ドル・円に関してはドルが足元で底堅く推移しているため、下値は限定的となろう。ドルは米債務問題が重しとなってきたが、2日に米連邦債務の上限引き上げ法案が成立したことを受けて債務問題に対する過度な懸念がいったん後退。これにより、投資家のリスク許容度が低下する場面では、ゼロ金利通貨のドルを買う動きが復活している。
もっとも、5日のNY時間には7月米雇用統計の発表を控えているため、東京時間はポジション調整の動きが中心となり、各通貨ペアともに動意薄となることも考えられる。(坂本浩明)
◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
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新生銀行 | 08/05 | 78.50-79.50 | 5日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、世界経済の先行きに対する懸念や介入警戒感などが入り交じり、売り買いが交錯する展開となりそうだ。日本時間の夜に発表される7月の米雇用統計の内容によっては、相場が振れる可能性があるため、それまでは大きく動きづらい。株価などもにらみながらの神経質な取引になるとみられている。予想レンジは1ドル=78円50銭〜79円50銭程度だが、介入があった場合には80円台への上昇もあり得る。 | 有 |
CITIBANK | 2011/08/05 | 78.50-80.50 | 政府・日銀が円売り介入を実施し、ドル円は77円ちょうど付近から80円台前半まで上昇した。日銀は1日前倒しで金融政策を発表。追加緩和策として、資産買い入れ基金を10兆円増額すること決めた。@政府の為替介入と日銀の緩和が同日セットで行われた、A介入が80円台まで連続して行なわれた、などから一定の効果はみられており、少なくとも介入が入り始めた77円台前半は当面のサポートになりそうだ。一方、本日も連続して介入が行われ、80円台前半の輸出企業などによるドル売り需要をこなすことができるかに注目が集まる。ny市場では米株価が大幅下落しており、今後市場の米国経済に対する不安が払拭されない限り、ドル安のトレンドを本格的に反転させるのは困難とみる。本日の7月米雇用統計については、非農業部門雇用者数が前月比9万人の増加、失業率が9.2%とシティは予想している。 | 有 |
DawJones | 2011/08/05 9:52:00 | 78.09-80.90 | 強含みもみ合い | 無 |
121証券 | 2011/08/05 10:25:15 | 75.40-81.94 | 日本政府・日銀による円売り介入をきっかけに円売り・ドル買いが加速され、76.94円から80.24円まで上昇した。日本政府・日銀が東京時間で円売り介入を実施した。更に日銀は介入に合わせて金融政策決定会合の日程を短縮し、追加緩和策を決定した。これをきっかけに円売り・ドル買いが一気に加速し、一時この日の安値から3円以上も上昇した。だが、米国の景気後退懸念を背景に米株価が大幅に下落した事を受け、利益確定目的の手仕舞い売りに押されて反落し、78.86円で取引を終えた。予想レンジは、75.40円〜81.94円となっています。 | 有 |
FISCO | 5日8時32分 | 78.70-79.70 | 【ドル買い要因】・円売り介入(3/18/11協調:日銀6925億円・ny連銀10億ドル&8/4/11単独)・オバマ政権:ブッシュ減税延長&本国投資法(hia)第2検討・日銀(包括的金融緩和 | 有 |
みずほ銀行 | 2011年8月5日 | 78.70-80.20 | 昨日のドル円は大きく上昇した。77円台前半でオープンしたドル円は、東京時間10時頃に政府・日銀が為替介入を実施したことで79円台まで上昇した。その後も日銀が金融政策決定会合の開催日程を一日短縮し、資産買い入れ基金を10兆円増額する追加緩和の実施を決定したことでドル円は底堅く推移し、海外時間には80.25まで強含んだ。しかしECB理事会後の会見でトリシェ総裁が流動性供給オペの実施や、景気の下振れリスクの高まりについて言及したことを受け、ユーロ円が下落する動きにドル円も連れ安となった。その後も世界経済の後退懸念を背景とした株式相場の大幅な下落を受け、円買いが強まり、ドル円は78.67まで下落し、結局78.88でクローズした。本日のドル円は底堅い展開を予想する。昨日は政府・日銀が足並みを揃える形で介入、追加金融緩和を行い、急激な円高を是正するという姿勢が示された。野田財務相の発言からは、今後も介入が実施される可能性が伺え、警戒感からドル円の下値はサポートされよう。ただし、今回の介入が日本単独によるものであることや、欧米の当局者からは介入に対してやや否定的な発言がされていることで、昨日のような押し上げ介入が継続的に行われるとは想定しづらい。80円台からは本邦輸出勢のドル売り圧力も相応に高まると考えられ、一段の円安進行とはならないと思われる。本日は米雇用統計の発表が予定されているが、今週発表された一連の経済指標ではいずれも米企業の雇用に対するセンチメントの悪化が確認されており、強い結果は期待しづらい。結果が更に下振れた場合、来週開催されるFOMCを前に米国による追加金融緩和実施への期待が醸成され、ドル円が下値を目指す展開も想定されるため、注意を払いたい。 | 有 |