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【芸能・社会】前田武彦さん 死去 「ゲバゲバ〜」司会で人気2011年8月6日 紙面から テレビ草創期から放送作家、司会者として活躍したタレントの前田武彦(まえだ・たけひこ)さんが5日午前11時16分、肺炎のため死去した。82歳。東京都出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。 立教大学中退後、放送作家として活動を始め、テレビ放送が始まった1953年にNHKの「こどもの時間」で脚本を担当。日本テレビ系のバラエティー番組「シャボン玉ホリデー」の脚本も手掛けた。故青島幸男さん、永六輔さん(78)らと放送作家として活躍した後、タレントとしても活動。毒気を含んだ話術で人気者となり「マエタケ」の愛称で親しまれた。 68年から始まったフジテレビ系の音楽番組「夜のヒットスタジオ」では芳村真理(76)と司会を務め人気を集めた。また、大橋巨泉(77)と生放送の司会を担当し、69年から71年まで日本テレビ系で放送された「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」では高視聴率を記録し、今も伝説的なお笑い番組として知られる。 73年、当選した参院選の共産党候補に向けて生放送中に万歳のポーズをしたことに批判が集中。一時は一線を退いたが、俳優として映画「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」シリーズなどに出演した。 ◆「ケロンパ」名付け親女優うつみ宮土理(67)の話 幼児向け番組「ロンパールーム」に出演後、「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」に出た私が周囲の人から悪口を言われてもけろっとしているのを見て、「ケロンパ」というあだ名を付けてくれた。人を褒めるのがうまくて、随分引っ張ってもらい、感謝している。もう一度、一緒にお仕事をしたかった。残念だし、寂しいです。 「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」のプロデューサーを務めた井原高忠さんの話 嗚呼(ああ)また共にテレビの開拓時代を過ごした戦友が一人逝ってしまったか、という思いです。同時代に生きた仲間である彼にとって、きっと今の日本は腹立たしいことだらけだったと推測します。楽しかった“あの時代”の思い出を胸に旅立ったことでしょう。 PR情報
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