川崎市教委が虚偽説明 情報公開の非開示めぐり
川崎市中原区で2000年に市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が野球部の練習中に熱中症で死亡した事故の情報公開をめぐり、市教育委員会が生徒の保護者の聴取内容を「非開示」とした際、市情報公開・個人情報保護審査会に「保護者の要請」と虚偽の説明をしていたことが9日までに分かった。
情報公開は横浜市の男性会社員が2004年3月に請求。非開示処分に対する異議申し立てを受けて審査会が調べたところ、保護者の聴取内容には学校側への不信感が含まれており、保護者に確認したところ「非開示を求めたことはない」と回答したという。
市教委は「保護者が非開示を求めていると推測し、確認を取らずに説明してしまった。深く反省している」としている。
【共同通信】
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