憂楽帳

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憂楽帳:韓流と中国

 韓国・鬱陵島(ウルルンド)視察を目指した自民党の3国会議員が入国拒否され、竹島問題が再燃した。中韓にも領土と歴史が絡んだ複雑な問題がある。

 韓流ドラマに疎い私も「朱蒙(チュモン)」は見た。中韓で歴史論争がある高句麗を描いているからだ。古代朝鮮の国とする韓国に対し、中国は漢代の東北部の一地方政権と解釈している。ドラマは古朝鮮再興を目指す朱蒙が悪役の漢をやっつけ高句麗を建国する。論争を知らなければ史実と思ってしまう。香港で放映されバッシングを受けた。中国では放映されていない。

 朱蒙は現在の吉林省集安に築城し、子孫たちが北朝鮮の平壌に遷都した。当時はもちろん国境などなかったが、中朝は別々に集安と平壌の「高句麗遺跡」を世界遺産に申請し認定された。集安に2年前に行った。奈良の高松塚古墳などにもある、方位を示す四神が描かれた古墳の壁画が素晴らしい。白頭山(中国名・長白山)にも行ったが、朝鮮民族の古里だけでなく、満州族発祥地とも言われているという。

 東洋文明は交流し発展している。論争は歴史家にまかせ、「アジアはひとつ」でいいではないか。【小林猛夫】

毎日新聞 2011年8月5日 西部夕刊

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