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去る7月9日、八尾市文化会館4階会議室において、第1回萩原朔太郎記念とをるもう賞贈呈式が行われました。 当日は、東京都板橋区から第1回受賞者亜久津歩さんを迎え、粟津則雄・暮尾 淳・季村敏夫・三井葉子の4名の選考委員をはじめ、来賓の八尾市長田中誠太さん、毎日新聞大阪本社学芸部長の相原 洋さん、萩原クリニック院長萩原正久さんなど80名をこえる参加のもと盛大に執り行われました。
総合司会は大阪芸術大学教授・実行委員の山田兼士さんが担当され、第一部、第二部構成で実施されました。
八尾市はじめての文学賞
地元市を代表して田中誠太八尾市長さんは、八尾市におけるはじめての文学賞が誕生したことは誠に喜ばしいことだと強調され、八尾では良くも悪くも[悪名]に代表される「バッドイメージ」今 東光がとりあげられるが、萩原朔太郎記念賞に夢を託したいと期待を表明されました。
新人気鋭の発掘を期待 後援団体である毎日新聞社を代表して大阪本社学芸部長の相原 洋さんは、新聞紙面では短歌や俳句川柳などは沢山取り上げられるが、詩が紹介されることは余りなかったことに忸怩たる思いがあったこと。 今回の「とをるもう賞」が詩の創作に挑む新人気鋭の作家を発掘の端緒となり、これからの全国の新人作家の憧れの賞となることを期待していると述べられました。
斬新かつ創造的な作品 亜久津歩詩集「いのちづな」
表彰状授与式では、西辻 豊理事長から、亜久津歩さんに表彰状が贈呈されました。表彰状には、「あなたの詩集『いのちづな』は、厳正な選考の結果、斬新かつ創造的な作品としてもっとも高い評価を受けました。私たちの賞に相応しい詩人として、今後のご活躍に期待するとともに、ここにその栄誉を称え、表彰致します」。と述べられ、亜久津さんの今後の活躍に大きな期待をこめて、賞金50万円とともに贈呈されました。同時に記念品として、河内木綿文様「鶴亀」をあしらった鮮やかなテーブルセンターが西辻理事長から亜久津さんに贈呈されました。
文芸評論家粟津則雄さんの記念講演と「鶏」の朗読・演奏 第二部では、「とをるもう賞」選考委員であり、日本を代表する文芸評論家である粟津則雄さんから「詩のみなもと」と題して記念講演が行われ、近代作家・詩人の存在を通し、具体的に各々の詩作のこころを論じられました。
萩原朔太郎作品の朗読と音楽では、実行委員の細見和之さんが朔太郎作品「鶏」を朗読され、萩原朔太郎「鶏」によるソプラノとクラリネットのための二重奏では、ソプラノ坂本理穂さん、クラリネット高見美由紀さんが見事な演奏を披露してくれました。
作曲された坂本曠一さんは、「今日は作曲途中でその一部しか披露できませんでしたが、次回の授賞式では、是非完成曲を演奏したい」と話されていました。和やかな内に心のこもった授賞式になりました。
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